テクノロジは鋭利な刃である。使い方次第で利器にも凶器にもなる。私は「鉄人28号」からその事を学んだ（嘘はいけません）。Appleの紛失物追跡デバイスAirTagが、ストーキング等の犯罪行為に使われているそうである。一定時間iPhone等とBluetooth通信が出来なくなるとピーピー鳴き出す愛い奴なのだが、そうならない様にしてコッソリ忍ばせる手口が有るらしい。一昔前のスパイ映画みたいな事が簡単に出来てしまうのだから恐ろしい。ただこの問題はAppleも認識しており、「付近に未登録で未接続のAirTagが無いか検知する」手段を提供している。こうなると便利なんだか不便なんだか分からなくなってくるのだが、ヨノナカからウッカリさんが居なくならない限り、この手のテクノロジは使い続けられていくに違いないと私は確信している。少なくとも私は使った方が良い部類に入る。ただ、その手に握っているモノ（リモコン等）がどれだけの危うさを秘めているかは、常に自覚していたいのである。
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