どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 3265

VRでは共感を得られない。体験を共有出来ないと言い換えても良い。そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。ゴーグルは持っていないがVRChatにチョロチョロ出入りする様になって、その印象は容易に覆された。コンテンツを単独で楽しむと云う発想がそもそも間違いで、何処かのルームにアバターが集まって、ワイワイ音声チャットしながらVR内で提供されるコンテンツを一緒に楽しむ(無論ひっそり孤独に楽しむのも有る)のが普通だったのである。別に何かやらなくてもダラダラとお喋りを楽しむだけのグループも居り、次世代のSNSはこう云う形になるのかと蒙を啓かれた思いであった。現時点ではアバターの造形は概ねVtuberレベルで細やかな感情表現は出来ないが、それは単純に技術的な問題である。近い将来、電車の中でゴーグルを装着して楽しそうにお喋りしている人を当たり前に見掛ける様になるのかも知れず、これまでの常識に拘泥していては実に勿体ないのである。

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