ジュニョンがヨンジェと再会して以来、心落ち着かないセウン。ジュニョンがよりを戻さないよう、ヨンジェに職場の部下を紹介して、逆にジュニョンの怒りを買ってしまう。付き合って1500日目の記念日、ジュニョンの仕事が終わる時間を見計らってジュニョンに会いに行ったセウンだったが、大慌てでタクシーを捕まえ、どこかへ行くジュニョンを目撃してしまう。
不審を抱いたセウンはジュニョンに電話をかけて、無事に家に着いたかどうかを尋ねるが、ジュニョンから返ってきた返事は・・。
凍りついたセウンがその時の胸の内を語った言葉。
今日も『第3の魅力』から選びました。数多のドラマの中でもこのドラマはジュニョンとヨンジェの2人の12年におよぶ関係を三期に分けて話を進め、それぞれ、春、夏、秋冬と背景を設置、季節が進むことによってコミカルな雰囲気からシリアスな雰囲気へとドラマのトーンも変化していき緻密に練られた作りになっています。
そんな卓越したドラマの中でも山場はこのセリフが登場するあたりです。普通のドラマならばここで復讐に転じるパターンですが、セウンはこのセリフのあと、ジュニョンに謝罪のことばを残して電話を切ってしまいます。
自分の言動が相手にウソをつかせてしまった。こんな心境を描けるこの脚本家はよほど人の心理を研究したか、洞察できる人だと思います。思わず尊敬してしまいますね笑