青森の自然

野山で見かけた植物や動物の写真

クルミの花

2023-06-24 14:29:41 | 自然

クルミ(オニグルミ)の雌花です。

こちらは雄花。

下にぶらさがってる、クラゲの足のようなの。

受粉すると実になる部分が膨らんできます。

膨らんでくると、重さで柄が倒れてきて

最終的に下向きになります。

生長すると、大きくなった実同士が押し合い、熟した実から下に落ちます。

秋に山を歩いているとき、この実が落ちてきて体にぶつかることがあり、心臓が止まるほどびっくりします。

落ちたばかりの実は、皮の油分多いので、乾くまで待って

割ってみると、栄養豊かで美味しい実が入っていて、山の動物だけでなく、人間も大好物です。

でも、最近は食べる機会が少なくなりました。

 

 

 

 

 

 


朴の木の花

2023-06-14 09:37:41 | 自然

モクレン科モクレン属ホオノキの花です。

葉は互生ですが、枝先に集まって付き輪生状に見えます。

花は葉の中心部に。

葉も花も大きく、日本最大級だとか。

外側3枚の花被片は短く、色も違うので萼のように見えます。

雌性先熟であり、1日目に上の雌しべが成熟し、2日目に雌しべが閉じて下の雄しべが開く

とありましたが、花弁が閉じている花を開いてみると、もう雄蕊が落下し始めていました。

夜は花弁が閉じるのかな?

花が終わった状態。

秋には実が生ります。

実はトウモロコシ位の大きさ。

ホオノキの葉は大きく、芳香があり、殺菌・抗菌作用があるので、食べ物を載せる器などに利用されます。


ホオジロの子育てが始まった

2023-06-01 21:41:11 | 自然

牧草地を歩いているとき

草むらから小鳥が飛び立ち、少し離れた木の枝に止まって、こちらを気にしている様子。

どうも、ホオジロのようです。

飛び立った辺りを見ると、牧草の根元に巣がありました。

地面すれすれに作られています。

巣は、植物だけで作られていて、羽毛や蜘蛛の糸は使われていません。

卵が5個あります。

卵の模様はとても芸術的です。

雛が孵化する前に、あまり人間の臭いを付けてしまうと、巣を放棄してしまう親鳥もいるので、早々に引き上げます。

 

ホオジロは、抱卵日数が11日で、孵化後巣立ちまでの日数も11日だそうです。

こちらは以前撮影したホオジロの巣です。

1週間後、まだ孵化していませんでした。

最初に発見してから13日後、孵化していました。

孵化後間もない?

その後は見に行きませんでしたが、無事に巣立ってくれたと思います。

こちらの雛は2009年6月13日に見つけた雛。

多分、ホオジロの雛だと思います。

上の雛より少し、成長した子のようです。

野鳥の雛の生存率は低いそうです。みんな無事に巣立ってほしい。