先週、池袋で起きた高齢者の暴走事故。
87才の加害者が元官僚だったことから、何らかの力が働いて逮捕されなかったのではないかと、ネット上で話題になっている。
私もこの「元院長」なる老人がなかなか「容疑者」にならないことに苛立ちを感じていた。
そしてこのおじいさんがクボタの元社長で、通産省の役人だったことをを知って、警察に圧力がかかったのかと想像した。
伊藤詩織さんの事件もあったことで、日本には「法の下の平等」がないことを痛感していた。
当然、年齢や肩書きに関係なく、加害者は罪と向き合うべきだ。
しかし、他にも日々理不尽な事件が起き、問題提起されることなく、なかったことのようにされている。
このおじいさんだけを俎上に載せて、ここぞとばかりにネットで叩きまくっていいものなのか?と疑問に思う。
「事故の後すぐに息子に電話をしてFacebookを削除するよう頼んだ」とか、ネットに載っていることは本当なのだろうか?
そして謎の上級国民という言葉。
勲章を受賞していれば上級国民?
そうすると私の身内にも上級国民がいることになる。
でもやっぱり人様を巻き込むような事件を起こしたら、身内でも勲章受章者でも総理大臣でも、反省してきちんと罪を償うべきだ。
ただ、攻撃が過集中して、批判している人間が新たな加害者になることだけは避けたい。
それから、私も高齢者の運転にはヒヤリとすることが多いが、この事件のせいで、車を運転せざるを得ない状況で生活しているお年寄りが肩身の狭い思いをしてはならないと思う。
最後に、亡くなった方々のご冥福と、怪我をされた方々の早い回復をお祈りします。