初回更新者講習と私

▽土曜日にアヒージョを食べた際硬口蓋を火傷して未だに口の中が痛い。

この歳になるまでアヒージョなんて食べたことなかった。

生きている限り初めましては尽きないもの。


▽そういうわけで運転免許を取得して2年だか3年、更新者講習に初めて行ってきました。

誕生日はちょうど一か月前。

期限ぎりぎり。

お前免許取るときも仮免期限ぎりぎりだったじゃねぇかという感じ。

新しい免許用に写真撮るんだったらせっかくだし髪切ってから行こうとか思ってて、気づいたら6月17日（金）の夕方だった。

逆によくこのタイミングで思い出したって初めて自分で自分を褒めてあげたい気持ちになったんだけど。


▽土曜日のアヒージョをどう食べたらいいのかわからなかったように

免許センターではどのように更新手続きが進められるかがわからないので、

非常に不安がいっぱい。

三年前の免許取得の時はなんか周りに学生いっぱいいたけど今回はそうとも限らんわけだし。

結局髪切ってないから変な写真になりそうだし。

そもそも受付時間が8時半から9時半の一時間もとられているのをどう判断すべきなのか。

何時の免許センター行きバスに乗るべきなの。



▽乗車人数的に見て正解のバス（センターまで直通、9時前着）に乗ったっぽい。

35分の道中、読書をしつつ時間つぶし。

さてさて、ちょうどキリのいいところで「←運転免許センター」という案内板が見えてまいりました。

ん・・・？この案内板、そして景色・・・。

・・・この道路・・・見たことある！

年末に遭難しかけた時、見知らぬおじいちゃんに声をかけられる直前に見た景色だ！

ということはさっき通ったトンネルがおじいちゃんの軽トラに乗せてもらった運命の場所だ！

俺あの場所で乗っけてもらわなかったらバスで30分かかるところをさらに歩かなければならなかったのか！

そこにたどり着くまでですでに5時間も歩いていたのに！

あのおじいちゃん元気にしていらっしゃるかしら。




▽さすが免許センター。目に優しい緑に囲まれたところ。

平日はやはり空いていた。すんなり受付終了。

すんなり視力検査終了。

え？これで終わり？くらいのはやさで写真撮影終了。

どこもぜんぜん待たされなかった。

上着ちょっと派手なの来て行ってたから撮影の時に脱ごうと思ってたけどそれを思い出す暇もなかった。

ていうか髪といい上着といい期限といい色々忘れすぎ。

全部滞りなかったので9時10分には必要書類も全部そろった。

初回更新者講習は10時から。

今日は読書が捗りますな。


しかしこういった警察署とか図書館とか学校とか公共施設の壁画にはなぜこうも抽象画が選ばれるのか。

この待合スペースの壁画も黒っぽい背景が何を表してて赤いのが何を表しとるのかさっぱりわからん。

しかも古くなって絵がところどころナイフで切ったみたいに裂けててやたらと不安を煽るし。

この絵をどう解釈するかによってその人の心理状態がわかったりするんだろうか。

ぜひフロイト先生やユング先生にこの不安の正体を解明していただきたい。



▽講習室。

10時10分前

2時間ではとても説明できないであろう容量の本を手に取る。

講習の2時間は大事なことだけ教えてあとの書いてあることは自分で読んどけって・・・。

大学かよ。

パラパラとページをめくる。

具体的には奇数ページの右下に書いてある交通クイズだけを眺める。

こういうおまけクイズ子供の時に買ってもらった雑誌にあったなぁとか思いながらクイズを解いてみる。

問.これは何の標識？

みたいなやつ。

うん。まだまだ覚えてるな。

問.車で仲間と飲食店などに行くとき、お酒を飲まないで仲間を自宅まで送る人を何という？

という問題に関しては「アッシーくん」しか浮かばなかったけど。



▽講習の内容はよかったと思います。

自動車はもちろんのこと、自転車も凶器になり得るんだなって。

なんならガラス製灰皿より人を殺してるんじゃないかって。

気を付けます。