▽かの清少納言さんは「春はあけぼの」っつって夜明け前の良さを推してたけど
自分の場合は「春は小昼」。
この時間に出かけると外の人たちに活気があふれてて、空気から「元気な雰囲気」を感じることができる。
気温が上がり始めて場合によっちゃ汗ばんでしまうんではくらいの時間だけど、散歩とかしててどこかすがすがしい。
▽清少納言さんってさっきは書いた。
「少納言」が肩書きだからこれは「社長さん」と同じくらい不自然な日本語なんじゃないかと思ったりする。
かといって「清さん」では決してない。
「清少納言」で一つのニックネームみたいなものだよね。
厳密には女房名っていうらしいんだが。
「清」の字は彼女の父親の清原姓からとったことはあまりにも有名。
「くわちゃん」で一つのニックネームみたいな感じか、とも思ったけど
はたして「少納言」と「ちゃん」を同格として扱っていいのかは難しいところ。
むしろかつて友人が呼ばれていた「下半身会長」の方が「清少納言」と近しいものがあるんじゃなかろうかいやそんなことはない。
▽清少納言の実名は「なぎこ」じゃね?っていう説があるらしい。
こりゃ大河ドラマとかで清少納言役やるのは遠野なぎこさんに決定ですね。
朝ドラ女王。
▽未だに「春はあけぼの。」は
「春は日の出前、空の明るくなる頃がよい。」って教科書で口語訳されてる。
「いかにも古文」って感じでつまらん。
かといって『桃尻語訳』(そういうのがあるんよ)の「春ってあけぼのよ!」とか「超かわいー!」ほどはっちゃけてはないと思うんだけど。
アマゾンレビューにもあったように、なぎこさんは純然たる男社会の中で女性としてのし上がったのではなく、文学的才能という男社会の能力でのし上がった人、だしね。
ただ、冒頭いきなりの「体言止め」っていうような当時の文学にはなかなかなかった体系で書いていってたから、
ある種「流行の最先端」を行ってたのかもしれない。
その点では桃尻語訳を全否定はできませんね。
まぁ、否定する気全くないけどね。
▽なんでこの「春はあけぼの」のフレーズがこんなに有名かっていうと
そりゃまあ三大随筆とも称される名作の冒頭っていうのもあるけど
さっき書いたいきなりの体言止めっていうのもあるけど
凡人には「春はなんてったって夜明け前ですよね。」なんていう発想は出ないから。
ふつうの人だったら「春は15時くらいのぽかぽか陽気が最高ですぅ。」とか言っちゃうよ。
「ついうとうとしちゃうんですよねー」っつってほんわかアピールをすると共に男の共感誘って話を広げる女子力の見せ所ですよ。
うっすらと外が明るくなる頃がいいなんて頭によぎりもしない。
そもそも女房連中ってこの時間着付けとかの朝の準備で忙しいんじゃないの?っていう感じ。
なぜなぎこさんはこの時間に外の景色を眺めてたのか。
なぜなぎこさんは「この時間帯に風情あり」と言ったのか。
夜を共にした男を見送ってたからですよ。
事後の充実感や幸福感に混じる少しの喪失感、寂しい気持ち。
空を見るとだんだん白んでいって山際も少し明るくなっていく。
そこに細くたなびく紫雲もまた、いい。
ロマンチック。
なぎこさん何がすごいかってそれを文章で書いちゃったこと。
当時の女性も何人かは「なんでなぎこさんは曙が良いなんて書いてるんでしょう・・・?あっ・・・(察し)」
ってなったはず。
けど「まぁ、なんて破廉恥な!こんなことを書くなんて!」とは思っても声にはならない。
そんなこと言っても「いや、私そんなこと思って書いてませんから。」と言われれば何も言い返せないから。
むしろ「ただ純粋にだんだん明けていく空が美しいと思って書いただけなのになんであなたはそんなよこしまな解釈をするんです?破廉恥な!」
って返されちゃう。自分が悪かったみたいになっちゃう。
「春はあけぼの」は清少納言流の「ちょっとしたいじわる」も混じった一文。
ちなみにこの「ちょっとしたいじわる」のことを京都では「いけず」と呼ぶらしい。
ツッコんだら負け、的な。
「猿の惑星ジェネシス」の広報キャラクターに澤選手、みたいな感じ。
澤選手と一緒に試写会に登場した良純さんが「澤さんのこの一年の進化と、シーザー(主人公のボス猿)が成長していく姿が重なった」っていう感想を語るあの感じ。
ただこの「いけず」の感覚は京都の人以外にはなかなか理解ができないらしく、多県民が使うことをよく思っていない京都人もいる。
▽平安時代の貴族って朝三時ぐらいにはもう起きてた。
支度して五時には出勤。
そして午前十時頃にはお勤め終了。
午後は蹴鞠やら和歌・管弦でのお遊び。
今でいう接待ゴルフみたいな?
もしくは夜に備え寝る。
夕飯は午後四時くらい。
内裏で深夜までイベント開催してるときは酒盛り。
夜はお楽しみ。
星や月を見るために仕事は朝早くから始まって昼には終わるんだっていう説もあるらしい。
▽まぁ全部聞いた話と本で読んだ話なんですけども。
あとwiki。
▽あー、春だけでいっぱい書いちゃった。
読み返したら自分の春への想いを書いたのは冒頭四文だけでした。
しかも清少納言みたいな意外性も何もない。
つくづく自分は非才な人間
次は夏です。
自分の場合は「春は小昼」。
この時間に出かけると外の人たちに活気があふれてて、空気から「元気な雰囲気」を感じることができる。
気温が上がり始めて場合によっちゃ汗ばんでしまうんではくらいの時間だけど、散歩とかしててどこかすがすがしい。
▽清少納言さんってさっきは書いた。
「少納言」が肩書きだからこれは「社長さん」と同じくらい不自然な日本語なんじゃないかと思ったりする。
かといって「清さん」では決してない。
「清少納言」で一つのニックネームみたいなものだよね。
厳密には女房名っていうらしいんだが。
「清」の字は彼女の父親の清原姓からとったことはあまりにも有名。
「くわちゃん」で一つのニックネームみたいな感じか、とも思ったけど
はたして「少納言」と「ちゃん」を同格として扱っていいのかは難しいところ。
むしろかつて友人が呼ばれていた「下半身会長」の方が「清少納言」と近しいものがあるんじゃなかろうかいやそんなことはない。
▽清少納言の実名は「なぎこ」じゃね?っていう説があるらしい。
こりゃ大河ドラマとかで清少納言役やるのは遠野なぎこさんに決定ですね。
朝ドラ女王。
▽未だに「春はあけぼの。」は
「春は日の出前、空の明るくなる頃がよい。」って教科書で口語訳されてる。
「いかにも古文」って感じでつまらん。
かといって『桃尻語訳』(そういうのがあるんよ)の「春ってあけぼのよ!」とか「超かわいー!」ほどはっちゃけてはないと思うんだけど。
アマゾンレビューにもあったように、なぎこさんは純然たる男社会の中で女性としてのし上がったのではなく、文学的才能という男社会の能力でのし上がった人、だしね。
ただ、冒頭いきなりの「体言止め」っていうような当時の文学にはなかなかなかった体系で書いていってたから、
ある種「流行の最先端」を行ってたのかもしれない。
その点では桃尻語訳を全否定はできませんね。
まぁ、否定する気全くないけどね。
▽なんでこの「春はあけぼの」のフレーズがこんなに有名かっていうと
そりゃまあ三大随筆とも称される名作の冒頭っていうのもあるけど
さっき書いたいきなりの体言止めっていうのもあるけど
凡人には「春はなんてったって夜明け前ですよね。」なんていう発想は出ないから。
ふつうの人だったら「春は15時くらいのぽかぽか陽気が最高ですぅ。」とか言っちゃうよ。
「ついうとうとしちゃうんですよねー」っつってほんわかアピールをすると共に男の共感誘って話を広げる女子力の見せ所ですよ。
うっすらと外が明るくなる頃がいいなんて頭によぎりもしない。
そもそも女房連中ってこの時間着付けとかの朝の準備で忙しいんじゃないの?っていう感じ。
なぜなぎこさんはこの時間に外の景色を眺めてたのか。
なぜなぎこさんは「この時間帯に風情あり」と言ったのか。
夜を共にした男を見送ってたからですよ。
事後の充実感や幸福感に混じる少しの喪失感、寂しい気持ち。
空を見るとだんだん白んでいって山際も少し明るくなっていく。
そこに細くたなびく紫雲もまた、いい。
ロマンチック。
なぎこさん何がすごいかってそれを文章で書いちゃったこと。
当時の女性も何人かは「なんでなぎこさんは曙が良いなんて書いてるんでしょう・・・?あっ・・・(察し)」
ってなったはず。
けど「まぁ、なんて破廉恥な!こんなことを書くなんて!」とは思っても声にはならない。
そんなこと言っても「いや、私そんなこと思って書いてませんから。」と言われれば何も言い返せないから。
むしろ「ただ純粋にだんだん明けていく空が美しいと思って書いただけなのになんであなたはそんなよこしまな解釈をするんです?破廉恥な!」
って返されちゃう。自分が悪かったみたいになっちゃう。
「春はあけぼの」は清少納言流の「ちょっとしたいじわる」も混じった一文。
ちなみにこの「ちょっとしたいじわる」のことを京都では「いけず」と呼ぶらしい。
ツッコんだら負け、的な。
「猿の惑星ジェネシス」の広報キャラクターに澤選手、みたいな感じ。
澤選手と一緒に試写会に登場した良純さんが「澤さんのこの一年の進化と、シーザー(主人公のボス猿)が成長していく姿が重なった」っていう感想を語るあの感じ。
ただこの「いけず」の感覚は京都の人以外にはなかなか理解ができないらしく、多県民が使うことをよく思っていない京都人もいる。
▽平安時代の貴族って朝三時ぐらいにはもう起きてた。
支度して五時には出勤。
そして午前十時頃にはお勤め終了。
午後は蹴鞠やら和歌・管弦でのお遊び。
今でいう接待ゴルフみたいな?
もしくは夜に備え寝る。
夕飯は午後四時くらい。
内裏で深夜までイベント開催してるときは酒盛り。
夜はお楽しみ。
星や月を見るために仕事は朝早くから始まって昼には終わるんだっていう説もあるらしい。
▽まぁ全部聞いた話と本で読んだ話なんですけども。
あとwiki。
▽あー、春だけでいっぱい書いちゃった。
読み返したら自分の春への想いを書いたのは冒頭四文だけでした。
しかも清少納言みたいな意外性も何もない。
つくづく自分は非才な人間
次は夏です。
へぇーってなった!
夏も楽しみ(>_<)