チエゾウの知恵袋

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(2010.4.5)

すべてがFになる

2008-07-27 23:13:13 | 読書メモ
今日の「Music Lovers」の放送で、
怒濤の堺雅人サマ月間も終わり。

ファンになったのが5月。
映画「アフタースクール」や「クライマーズ・ハイ」、
「篤姫」で“お隠れ”になった後も「ジャージの二人」の公開で、
雑誌にテレビ出演にと、雅人ファン初心者の私にとっては
とても恵まれていた3ヶ月弱だった。

きっと、この後お会いできるのは、
「TV navi」のエッセイ「文・堺雅人」と
金曜日の「恋愛新党」の堺党首だけなので
(これもいつまで放送されるのかハラハラ
何とも言いようのない虚無感が漂うのは間違いない。

そこでこの本。

すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)
森 博嗣
講談社

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ほぼ日刊イトイ新聞の「あのひとの本棚。」という本で、
堺さんが挙げていたので読んでみることに。

「酩酊状態で読む5冊」ということだが、それにしても本当に
酩酊状態で書いたのでは?と疑いたくなるようなレビューで笑える。
(いろんな男に身を任せるみたいに~のくだりなんか、まさに!)

有名すぎる本なのに、今まで読んでいなかったのが恥ずかしいくらい。
堺さんのレビューに比べると稚拙ですが、
私なりの感想を述べると理系の方が書いた小説は
ひとつの真実に向かって緻密な論理展開が繰り広げられているな、と。
(合点のいかない箇所もありましたが、これが森氏の初小説と考えると
仕方ないと思う)

情緒がないとかいうことではなく、“感覚的”ではありますが
そういう傾向があるように思うのです。
うまく説明できない自分がもどかしいですが。

「トロイの木馬」や「スクリーンセーバー」の説明に
時代を感じたり、
お嬢様の西之園萌絵の世間ずれした言動がウザかったりと
いろんな箇所が抜かりなく、エンターテイメントな小説でした。


お母さんのワカメスープ

2008-07-19 23:38:01 | 読書メモ
昨日までの仙台出張。

こんなパブリックな場で書くのもアレだけど、
上司の狼狽ぶりがたくさん見えてホント疲れた~。
なぜ、いつも見通しが甘いのだろうか。
帰りに食べたずんだもちに、癒された。

祖父の1回忌のため、
またさらなる癒しを求め、今実家にいる。

お母さんのワカメスープ
みんしる,コ ヘジョン
新潮社

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実家から「物価高でなかなか買えないだろうから」と
マヨネーズやツナ缶が大量に送ってくる母。
送り賃を考えると、プラマイゼロなんじゃない?とは
何となく言い出せない私。

東京に遊びにきても、観光スポットには行きたがらず
作り置きできる食品をいそいそと作ってくれる母。
学生の頃、母が帰ってしまった部屋で一人
泣きながらそれを食べた私。

この本を読みながら、「母」と「私」の間の出来事の数々を
自ずと筆者に重ね合わせている自分がいた。

韓国の人気女性脚本家のエッセイだが、国を超えても
親子間の心の動きは普遍。「ふるさと」の歌のように
誰もが重ね合わせることができる1冊だと言える。
時に反発しながらも、結局私たちが好きで好きで仕方ないのは
母の存在なのだ(父さんゴメン)。

中でも、結婚を姑に反対された筆者をかばう
お母さんの姿が心打たれた。

実は少し前に読んだ本だが、実家に帰ってきて
私の好きなものをたくさん食卓に並べてくれる母の姿を見て、
この本を真っ先に思い出した。

評価は(星は5段階評価)。





『ジャージの二人』プレミア試写会

2008-07-16 22:38:37 | 堺雅人
観てきました~。動く堺雅人を。

今回は絵はがきをいただけるということで、
意を決して写真のアディダスジャージ着用でいきましたわよ!

上演前に行われた舞台挨拶は、夢のような20分でした。
一つひとつの質問に、マイクを両手で握りしめ
真摯に応える姿にますます好感アップ

堺さんはこの映画のプロモーション中に
ファッション雑誌の編集者から
劇中できている“芋ジャー”について

「素敵なルビー色ですね」

と評されたことが忘れられないとか。
ファッション誌の編集者らしい表現だと
笑っておられました。

お父さん役を務めた鮎川さんからも素敵なコメントが!
撮影中、台本を覚えるために一人でぶつぶつやっていたところに
すっと堺さんは横に来て、台詞のやりとりで
お付き合いしたのだそう。

こういうさりげない気配りができる人、素敵すぎる。

映画の内容・感想はすでに前回アップしているので
割愛しますが、もう一回観ても飽きることなく楽しめました。


堺さんのパワーで、向こう1か月は頑張れそう
まずは明日からの仙台出張、乗り切るぞ!

続・ジャージでナイトぉ!!

2008-07-13 11:13:34 | 堺雅人
行ってまいりました。
ジャージでナイト@恵比寿ガーデンシネマ

仕事のバタバタ(校了日前)と、恥ずかしさから
“ジャージ族”に仲間入りできませんでした。。。
チキン野郎の報告でごめんよう

一方、前回の「クライマーズ・ハイ」の試写会で、
興味なさそうにしていたダンナ様は
張り切って全身ジャージ武装でした。
私以上にノリノリじゃん…笑。

※ネタバレになる箇所もあろうかと思いますので、公開を心待ちに
されている方は以下読み飛ばしてください。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

堺さん扮する息子(32歳・会社辞めたて)は
父(54歳・グラビアカメラマン)に誘われ、北軽井沢へ。
いい歳した父と息子の“何もしない”をする夏休み――。

かなり“行間のある映画”だなと思いました。
見る時、タイミングによっていかようにも感想が変わるというか。
セリフも少ないですし。大半はクスクス笑いをそそる言動なのですが、
よくよく考えると示唆に富んだ言葉たちなのです。
父が薪割りの時に言っていた(まったくシリアスな場面ではない)
「心に幅を」って、ずしんときました。

おばあちゃんがコレクションしていた地元小学校のジャージを着て
北軽井沢の夏を過ごす2人。
モラトリアムを決め込むためのジャージというか。
制服と同じ役割をしていると思うのです。
モラトリアムの中を漂うから、
よその男に恋愛中の妻、3度目の黄色信号が出ている
結婚生活にも目を瞑っていられる。

ラストはしかし、そのモラトリアムからの“脱皮”が
見られるところがよかった。息子は小説を書き始め、
こう着状態だった“普通の生活”も少しずつ動き出す。

何も考えなく、身をゆだねてみることも大切なんだなというのが、
今回の感想。多分、次に見たときはもっと違う感想を抱くと思うけど。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ジャージをばさ~って着る堺さんにまた会いたいな~
なんて考えていたところ(そういう場面があるのです)、

な、なんと 今週のヤクルトホールの試写会(舞台挨拶付き)も ゲット!!
生・堺さんの顔を拝めるのは初めてですので、ドキドキです★
2回目のジャージな夜を満喫してきます。

ジャージでナイトぉ!!

2008-07-06 10:23:50 | 堺雅人
堺さんネタを。

『クライマーズ・ハイ』に続き、7月19日公開の
『ジャージの二人』の試写会もゲット~。

ああ、どれだけ個人情報を至るところに
ばらまいているんだろう

この試写会はタイトルにならって
ドレスコードはジャージ。

ジャージってどこまでがジャージなのでしょう??
我が家にはピラティス用のウェアと
高原直泰選手の背番号入り日本代表Tしかない…
2つともジャージじゃないよな。。。
高校時代に使用していた“芋ジャー”があれば最強なのに。
実家に置いてあったけど、多分捨てられているだろう。

タダで堺さんの顔を拝めるのに、
ジャージ代でなんだか高くつきそうな予感はしますが、
今週木曜日ジャージでナイトな夜を満喫してきます。

私用で東京を離れるので、
初日の公開舞台挨拶は仮にチケットをとれても参加不可能。

神サマ、贅沢なお願いですが16日の舞台挨拶付き
試写会(ヤクルトホール)も何とか当たりますよーに