1年生にとって、ひらがなの「は」「わ」や、「へ」「え」はまだ少しややこしく思えるかもしれません。
ひらがなたちはお互いのことをどう思っているのか・・・ということでこの本です!
★「ひらがなだいぼうけん」宮下すずか著、2008、偕成社★
本のなかの文字たちが夜の間どうしているのか、ちょっとみてましょう・・・
『は』は、「『は』とよまれたり『わ』とよまれたり、忙しい忙しい!」といいます。
それをきいた、あまり出番のない『ぬ』『む』『め』は、「みんなで力を合わせてひとつのページをつくっているんじゃないか!」と大反撃。
『か』も、「だいたい『は』は、ぼくにとってかわったりすることがある!」と怒っています。
みんなのブーイングを聞いた『は』は、「みんなしてなんだい!」と『か』を蹴ってしまいます。
その下にいたのは『き』。『か』が落ちてきたはずみで横棒がひとつ取れ、『さ』になってしまいました。それをみて慌てたのは本物の『さ』。およおよと泣き出すといつのまにかひっくり返って『ち』になってしまいました・・・
ひらがなたちの混乱はまだまだ続きます。
一年生の授業で紹介した本です。