㈱松本微生物研究所

「有用微生物」の開発から製造を行っている㈱松本微生物研究所のブログです。

【東日本大震災/Earthquake and Tsunami】

2011-04-18 | イベント
このたびの東日本大震災でお亡くなりになられ方に対し、謹んで哀悼の誠をささげるとともに、被災された皆様方には心よりお見舞い申し上げます。
1日も早く、被災地の復旧、復興、新たな地域づくりが達成されますよう祈念いたしております。
当社も微力ではございますが、特に農業、環境回復につき、当社の技術をいかしたお手伝いをさせていただきます。
災害地の仮設トイレで、当社商品:微生物脱臭材「オーレス」をお使いいただいております。

当社所在地の長野県中部では、長野県北部のような強い余震もなく、当社の被害はございません。
研究開発、商品製造業務も、支障なく遂行できております。大震災発生後から、とくに東北、関東地域のお客様にご不便をおかけいたしました発送業務もほぼ遅滞なく行えるように回復いたしております。
今後とも、当社は有用微生物を活用した技術、システムの研究開発を続けてまいります。
変わらぬご支援、ご鞭撻のほど、お願い申し上げます。

Thank you very much for your attention of Japanese earthquake and tsunami. We are not affected by these disasters.
Our product “Aurace” can be used for portable toilet at disaster area.
Our works such as research, production are as usual. We will do our best to be of assistance in reconstruction of agriculture and environment. .


『複2倍体水棲動物とその育種法』特許取得

2011-04-05 | 新規技術
当社の『複2倍体水棲動物とその育種法』(発明者:当社技術顧問・小野里坦水産学博士)が、このほど特許庁により特許として登録されました。

この技術を使うと、体が大きく、味が良いなど、食用として優れた魚を限りなく効率的に再生産することも可能になるので、養殖産業にとっては画期的な発明として、注目されています。
従来の技術では異なる種を交配させた場合は、受精卵のほとんどが発生の過程で死んでしまいます。
そして極くまれに生き残ったものがあったとしても、体が大きい、味が良いなどの両親の長所を併せ持つ「雑種強勢」の特徴が次の世代では、消えてしまったり、不妊になったりという限界がありました。

しかし、今回私たちが発明した技術は異なる種類の染色体を2セットずつ持った魚(複2倍体)を人為的に作出することで、この限界を「克服」するものです。「複2倍体水棲動物」の作出は世界で初めてです。
この技術は、染色体操作によるもので、遺伝子組み換えによるものではありません。
世界特許として海外にも特許出願しています。




当社のホームページをご覧下さい。
http://www.matsumoto-biken.co.jp/