3/29付の日経新聞記事です。
先日アメリカの株式投資最新サービス端株取引の投稿をしましたが、
今回はアメリカの「401kプラン」と呼ばれる確定拠出年金(DC)の
お話です。
日本でも増えてきた確定拠出型年金ですが、アメリカでは拠出金上限
は従業員と企業合わせて年間6万9000ドル((約1,035万円)だそうです。
日本の企業型DCでは上限月額5万5,000円、年間66万円です。
両国の利用制度や条件もあり一概に比較できないとしても上限金額は
日本の軽く10倍を超えます。
アメリカでは1980年代から401kが普及し、特に若い世代では積極的に
株式投資比率の高い運用が普及して最近までの株高で巨額の年金資産
を生んできたそうです。
米投資会社の分析ではベビーブーマー世代(61~79歳)の401k口座の
平均資産額は約25万ドル(約3,750万円)、これに加え税制優遇のある
IRAという個人退職勘定(個人年金)も約25万ドルあり、合計して
約50万ドル(約7,500万円)の年金資産があるそうです。
アメリカのリタイア層はよく海外旅行なんか楽しんでるなあと思う時
がありますが、こうした潤沢な老後資産があるのですね。
もちろん米国民すべてではないにしろ「年金2,000万円」で大騒ぎと
なっている日本とは金額が違うなと思います。
日本の公的年金制度の良さもありますが、今後の長寿化でかつインフレ
時代を見据えて国だけに頼らない自分年金の拡大も必要です。
今からでも遅くないので、税優遇のあるNISAやiDeCo1の活用も一つの
有効手段だと考えます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます