まちとも こころのおもむくままに

通信教育のレポート添削

まちともは、某大学の非常勤講師です。
精神保健福祉士養成の通信課程のレポート添削が主な仕事です。
別名“赤ペン先生”・・・「進研ゼミ」の登録商標らしいから使えないのかな?
レポートの評価とコメントを書くのが仕事です。
以前は紙ベースのレポートを添削していましたが、今はWeb上のシステムで評価とコメントをやり取りしてます。

レポート課題は、「○○について考えを述べよ」みたいなものが多いので、適切な事実認識と自分の考えが書かれていれば合格ラインには達します。
しかし、時に課題とは違うことが書かれていたり、ほとんどテキストや資料などを写しただけで、自分の考えがレポートの1割にも満たないものがあり、それらは再提出扱いです。

この課程の学生は、社会福祉士の資格を持っている人たちなので、ほとんどが仕事をしています。
仕事をしていて忙しい中でレポートを書く大変さもあるでしょうが、自分の考えを記述できる能力のある人たちですから、課題に基づいた考えを記述してほしいと思うこともしばしばです。
当然、コメントもそのような趣旨のものを書いておきます。

7月中に第1回目のレポート添削を行いました。
今回は40人分のレポートを担当しました。
1200字のレポートを精読し、評価し、コメントを書くのはそれなりに時間をかけます。
いつも、読みやすいもの、読みにくいものがあり、どこが自分の考えなのかわかりにくいものもあり、レポートごとかかる時間は変わってきます。
今回は、全体で20時間前後かかったでしょうか。

レポート添削は、個別の評価だけでなく、時に全体として気になることが生じます。
今回は、精神障害者についての地域社会の受け入れ方。
テキストに、社会に精神障害についての偏見が根強くあること、精神障害者が差別されてきたことが書かれているため、地域社会で精神障害者が受け入れられていないという記述が多数見られました。
40年間、精神障害者の地域生活を支援してきたまちともの目からすると、それは違うなという思いが強く湧きました。
いつの時代にも、正しく理解できない人はいますが、以前に比べて、理解している人たちが増えています。
そのような気になったことを担当の教員に伝えるのも、レポート添削の仕事の一つです。

この気になったことについては、機会があれば別項でもう少し詳しく書きたいと思います。
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