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まちとも こころのおもむくままに

相談支援に完成形はない

相談支援に完成形はないと先日書きました。
50年間、福祉支援に関する相談支援に携わってきて、率直に感じていることです。
相談支援の原則はあります。人間としての尊厳を重視すること、バイスティックの7原則といわれるソーシャルワークの基本原則、各職能団体の倫理綱領など、それらを個別の相談においてどのように活かしてきたのか、その都度反省し積み重ねていく、これが今考えていることです。

退職が一つの節目でした。
退職した時、それまでを振り返り、改めて相談支援について学び整理しようと、専門職大学院で学びなおすこととしました。日々何気なく取り組んできた相談支援、それぞれを振り返ってみると課題が多々目につきました。実践を振り返りながら原則を学び、そこからさらに前進していくために何が求められるのか、原則に基づき振り返ることの大切さを学びました。以後12年間そこで得たものは、一部を専門職の養成に生かし、一部は地域福祉の実践に生かしてきました。

研修会で話す内容は、当初、50年間のエピソードのいくつかをピックアップしようとおもっていました。しかし、それだけでは自慢話に終わってしまうので、エピソードに含まれている相談支援の姿勢を伝えていくことが必要だと考えるようになりました。1万余字の実践記録を整理し直して、その中のいくつかからエキスを抽出し、伝えていくことができるよう奮闘中です。



写真は、加茂荘花鳥園に咲いていたヤマボウシ。



   
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