福井県民の筆者としては、小浜京都ルートが実現することが福井県にとっては良いと思っているが、小浜京都ルートの進展に行き詰まり感が出てきた昨今、妥協案を考えてみた。
それは、湖西ルートの変形版といったものだ。構想としては下記の通りとなる。
<ルート案>
・湖西ルートを整備新幹線規格で新規建設(下記マップ参照)
・京都駅乗り入れでなく、山科駅地下に北陸新幹線を乗り入れる
・山科駅を北陸新幹線の当面の終点とする
・山科駅地下で特急リレーつるぎ(仮称)に対面乗換できる構造とする
・山科駅地下を発車した特急は、東海道本線の山科駅~京都駅間のトンネル区間で東海道本線に合流し、京都、新大阪、大阪に停車する
<そのほかの条件>
・湖西地域の強風により運休を避けるため、影響が出ると想定される新幹線区間には防風壁を設ける
・湖西線は経営分離せずJR西のままとする
・嶺南西部地域への代償として、小浜線 敦賀~東舞鶴 を線形見直し+高架化 により高速化・踏切全廃により安定運行されるようにする(敦賀-小浜を快速電車で30分で結べる程度)
<考慮した点>
・京都府に対して
京都盆地の地下よりは、山科の地下であれば、京都の反発も弱くなるのではないか。
また、京都府の建設距離がかなり短くなり、財政負担面の反対も減るのではないかと考えた。
さらなる将来的な山科~新大阪延伸においても、山科駅から南下することにより、現状考えられている小浜京都ルートの京都以西の東西案ルートと重なる部分が多く、調査費が省ける部分が多いのではないか。
・滋賀県に対して
なぜ湖西ルートなのかという点だが、滋賀県の協力を得られる可能性が、米原ルートに比べればあると思ったからである。
なぜ滋賀県の協力が得られる可能性があるかというと、湖西線は強風により、堅田(近江舞子)以北にて運休になることがよくある。
北陸新幹線湖西ルートがあれば、その代替路線になりうると考えてもらえるのではないか。
新幹線駅としては、現在特急停車駅の近江今津、堅田に加えて、安曇川、近江舞子にも駅を設置する。こうすることで、湖西線が運休になった際にも、北陸新幹線にて、通勤通学ができるのではないか。
また、湖西線が経営分離される懸念については、JR西とすれば、分離したいところだとは思うが、堅田以南については、十分採算がとれる路線であると思われ、近江今津~堅田についても、収支的には採算が取れるか取れないかの境くらいではないかと思われるので、湖西線全体では赤字ではあろうが、それほど大きな額ではないと思われ、新幹線による北陸~京都・大阪の安定した速達運行のメリットのほうが大きいと判断されれば、経営分離しないという経営判断も十分ありうるのではないか。
・福井県に対して
小浜京都ルートの代償として、電化されてはいるものの速度の遅い小浜線を高規格化路線とするということでどうだろうか。
小浜線は、雨、風、雪で運休しているのをよく見聞きするので、高規格路線に作り替え、高速化、安定運行化(運休の減少)をはかる、というのは嶺南地域にとってかなり魅力的に写ると思うが。
<時短効果>
以下の表の通りとなる

福井-大阪でみると、小浜京都ルートの南北案と2.5分しか変わらないのである。
それは、湖西ルートの変形版といったものだ。構想としては下記の通りとなる。
<ルート案>
・湖西ルートを整備新幹線規格で新規建設(下記マップ参照)
・京都駅乗り入れでなく、山科駅地下に北陸新幹線を乗り入れる
・山科駅を北陸新幹線の当面の終点とする
・山科駅地下で特急リレーつるぎ(仮称)に対面乗換できる構造とする
・山科駅地下を発車した特急は、東海道本線の山科駅~京都駅間のトンネル区間で東海道本線に合流し、京都、新大阪、大阪に停車する
<そのほかの条件>
・湖西地域の強風により運休を避けるため、影響が出ると想定される新幹線区間には防風壁を設ける
・湖西線は経営分離せずJR西のままとする
・嶺南西部地域への代償として、小浜線 敦賀~東舞鶴 を線形見直し+高架化 により高速化・踏切全廃により安定運行されるようにする(敦賀-小浜を快速電車で30分で結べる程度)
<考慮した点>
・京都府に対して
京都盆地の地下よりは、山科の地下であれば、京都の反発も弱くなるのではないか。
また、京都府の建設距離がかなり短くなり、財政負担面の反対も減るのではないかと考えた。
さらなる将来的な山科~新大阪延伸においても、山科駅から南下することにより、現状考えられている小浜京都ルートの京都以西の東西案ルートと重なる部分が多く、調査費が省ける部分が多いのではないか。
・滋賀県に対して
なぜ湖西ルートなのかという点だが、滋賀県の協力を得られる可能性が、米原ルートに比べればあると思ったからである。
なぜ滋賀県の協力が得られる可能性があるかというと、湖西線は強風により、堅田(近江舞子)以北にて運休になることがよくある。
北陸新幹線湖西ルートがあれば、その代替路線になりうると考えてもらえるのではないか。
新幹線駅としては、現在特急停車駅の近江今津、堅田に加えて、安曇川、近江舞子にも駅を設置する。こうすることで、湖西線が運休になった際にも、北陸新幹線にて、通勤通学ができるのではないか。
また、湖西線が経営分離される懸念については、JR西とすれば、分離したいところだとは思うが、堅田以南については、十分採算がとれる路線であると思われ、近江今津~堅田についても、収支的には採算が取れるか取れないかの境くらいではないかと思われるので、湖西線全体では赤字ではあろうが、それほど大きな額ではないと思われ、新幹線による北陸~京都・大阪の安定した速達運行のメリットのほうが大きいと判断されれば、経営分離しないという経営判断も十分ありうるのではないか。
・福井県に対して
小浜京都ルートの代償として、電化されてはいるものの速度の遅い小浜線を高規格化路線とするということでどうだろうか。
小浜線は、雨、風、雪で運休しているのをよく見聞きするので、高規格路線に作り替え、高速化、安定運行化(運休の減少)をはかる、というのは嶺南地域にとってかなり魅力的に写ると思うが。
<時短効果>
以下の表の通りとなる

福井-大阪でみると、小浜京都ルートの南北案と2.5分しか変わらないのである。