渓流での精神的ダメージランキングといえば、
1位 ボウズ
2位 ルアーロスト(特にミノー)
である。これはまず間違いないと思う。
また先日、知り合いに聞いたところ、
ミノーを買わない理由は、
1位 高い
2位 うまく使えない
であった。全く同意。1個1,600円もするD-コンタクトを3個まとめてレジに持っていく輩を見ると、「お前の父ちゃん、大地主か?」と思います。みなさん、こんにちは。
思えば若くまだルアー釣りを始めたばかりの頃、千葉の野池で、買ったばかりのHeddonラッキー13を第一投目で木にに引っ掛けてロストしました。2時間かけて行ったあの野池で、まだ一度も水に浸かっていないルアーがブラブラ揺れている姿。こんな虚しいことはありません。
そんな数々のロストの経験からくるトラウマに打ち勝てず、際どいキャスが控えめに、底を取るのも気持ち緩めになります。こんなんじゃミノーがうまくなる訳はありません!
ただ、これを何とかしてくれる、神の如意棒が降臨!それが今回紹介するルアーリターン245です。これね。
あれ、短いんじゃね?と思った皆さん。ご安心を。伸びます。
2m45cmの長さにビヨーンと。
こんな感じです。手元側を持つと多少しなります。ちなみに使い方ですが、先端の金色の輪の切れ目にラインを通して、根がかったルアーまで先端を送り込み、ルアーを引っ掛けて回収します。ポイントは引っ掛けたら手前に引く事。左右に振ると棒が曲がったり折れたりします。
水中のルアーだけでなく頭上の木の枝にかかったルアーも回収できます。手を延ばして上に掲げると身長プラス2.45mの高さまで回収できるので、よっぽど高い場所じゃなければ回収できると思います。
今回、実際にミノーが根がかりしたのが下の画像の黄色い〇の場所です。水深は約1メートル程。ウェーダーを履いていれば近くまで行けますが、水中に手を伸ばしてもルアーに届きません。そこで、ルアーリターン245の出番です。
バッグから取り出しスコココッと伸ばし糸を通してルアーをツンツンします。通常はこうすることでルアーのどこかに先端が引っ掛かり、回収出来ます。
ところが今回はスナップのあたりからラインが切れてしまいました。ルアーは深い場所に沈んだまま、ゆらゆらと姿が見えています・・・。でもご安心をそんなときはこのアイテムがあれば大丈夫。
マグネット&100均のカラビナです。
ちなみにマグネットは昔使っていたネット用の片割れです。ネットはどこかに落としてしまい、マグネット半分だけが腰についていました。このマグネットをルアーリターンの先端に取り付けます。こんな感じです。
そして、ルアーが沈んでいるあたりをツンツンすると・・・。
取れました!
磁力が強いので、フックがカッチリくっ付いています。一度くっつけば水の流れなどでは外れません。
実際、この日の釣りではヒットルアーの月虫55シリーズを4回回収できました。今までなら泣く泣く諦めていた場所でしたが、ルアーリターン245が大活躍です。定価1,400円×4個としたら、5,600円です!
ネットの実売価格が4,000円弱なので、ミノー3個で元が取れます。これで恐れずにミノーをガンガン使えるし、そもそもミノーを買う気になります。という事はおサイフにやさしいのか、購入が進んで優しくないのか?よくわかりませんが、買ってよかった釣りグッズのNo.1です。
今回紹介したベルモントのルアーリターン245のサイズですが、収納時32cm、最長伸時/245cm、9段継です。
これ以外のモデルとして、同じベルモンドの、ルアーリターンⅡがあって、少し大きめの、収納時41cm、最長伸時/278cm、8段継があります。 こちらはEVAのグリップ付きです。
ところでルアーリターンの取り扱いで一点注意があります。短く縮めるときに、後ろから水がピューっと飛び出します。縮める時に背後に人がいないことを確認することと、バッグにしまう時はちゃんと水を切ってからにしましょう。
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ベルモント(Belmont) ルアーリターン245 MR046 |
ベルモント(Belmont) |
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ベルモント(Belmont) ルアーリターンII MR047 |
ベルモント(Belmont) |