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「もりかわ まさと」の日常について、紹介するブログです。 何気ない日常を気分で装飾して紹介します。

トンボ到来☆

2012年07月12日 22時27分39秒 | 庭の田んぼ
田んぼを作って、早3週間あまり(^_^)ついに来ました!待望のトンボ☆

ビオトープ機能が発揮されてきました!!といっても、飛んできたのは、ウスバキトンボ。ウスバキトンボと言えば、日本国内では、沖縄~本州青森あたりまで幅広く生息しているトンボです。ぶっちゃけ時期になれば、どこにでも飛んでいるトンボです。でも実はこのトンボ、非常に面白い生態的な特徴があります。

例えば、鹿児島以北のウスバキトンボのほとんどは、5月ころに南西諸島から飛来した個体なのです。そして、この子達の生活サイクルは、約1か月で卵から成虫になるというハイスピードな生活史を送っています!!

幼虫の生息場所は、一時的な水たまりのような場所。学校プールはまさにうってつけ。そして、寒さに弱いというのが、特徴です。鹿児島以北では、ほぼ、冬になると全滅します。私の大学時代の調査によると、東京では、大体11月には、すべてのヤゴが死んでいました。寒さのため、羽化できず、水の中で溺死してしまうのです。。。でも、温かい地域では本州の春~秋と同じように1か月サイクルで生活しているため、全滅しないのです。では、何のためにわざわざ本州までさらには青森まで、毎年移動しているのか???といった疑問が生まれてきますよね。なぜでしょうか。

通常、生物が移動する理由はいくつかあります。
・食べ物を探す
・繁殖活動のため(相手を見つける)
・勢力を広げるため
ウスバキトンボの大移動は、どれに当てはまるのか?
すべてに当てはまります(^_^)

しかし、ここがウスバキトンボの面白いところなのです。先ほど幼虫の生息場所は、「一時的な水たまりのような場所」と書きましたが、実はそんな環境が出来るのは、春夏秋冬で考えてみると、夏季なのです。すべての地域で当てはまらないまでも、大体納得はできると思います。夏季のエリアは日付と共に移動します。日本だと、8月を過ぎるとだんだん南に下がっていきますよね。そして、12月、1月、2月はギリギリ南西諸島が入っているか、いないかの瀬戸際です。

ウスバキトンボとは、実はこのエリアの住人なのです。生息地がある決まった場所ではなく、暖かい地域なんですね。だから、日本が冬になるといなくなってしまうのです。



適応能力がすごいので、人間社会の中でも個体数はとても多く、他の種と比較すると抜きんでています!

そんなウスバキトンボが我が家に飛来しました!次は何が来るか楽しみです(*^_^*)
早く、カエルに来てほしいと思ってはいますが、やはり、住宅街だとなかなか来ませんよね…(^_^;)緑地でつながっていれば、良かったのに。。。

そんな事を考えながら、田んぼが生き物のオアシスになるために、明日からも頑張りま~す!




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