今日の5月FOMCの決定ですが、
利上げ0.25%と市場予想通りの展開。
前回の声明に盛り込まれた
「いくらかの追加引き締めが適切となる可能性を見込む」との文言は削除
これを読む限り、「不確かで慎重な中立」という印象を受けますが、
景気や民間銀行の状況から考えて
もう利上げはしないだろうと個人的に予想。
利上げして銀行破綻のドミノ倒しが起きてしまえば、
インフレ退治できたとしても、
支払う犠牲が大きくなりすぎるわけで、
FRBの責任も問われる上に、
来年2024年に大統領選挙を控え
再選を目指すバイデン大統領と与党の
「もう利上げしないで」という圧力も相当なものと思います。
市場予想では
6月FOMCでの利上げ0.25も
14%ほど予想されていますが、
https://www.cmegroup.com/ja/markets/interest-rates/cme-fedwatch-tool.html
5.25%のうちの0.25%だと、もう誤差の範囲というか、微調整で
それほど重要な影響もないかなと。
今後の影響
株式
利上げ打ち止めで、株が上がるという説がありますが、
銀行破綻に歯止めが掛かっていないような現在の状況だと
「慎重に様子見」の投資家が大勢かなと。
ハイテク企業の連鎖破綻までは行かないにしても、
資金の調達コストが重くなって、
勢いが出ないと思います。
個別企業では、リストラ好決算で株価上昇する場面も
あるでしょうが、全体がイケイケ相場にはならないでしょう。
(こう言っておいて、爆上げしたら、
反省してもっと謙虚に生きようと思います)
季節アノマリーで、5月6月は冴えずに7月だけちょっと上がって、
9月中旬から活況になるという「Sell in May」もあるので。
来るぞ来るぞと期待しすぎていた信用買いの人達が慌てて
売りに走る可能性もあり、
レバナスはまだまだ先。
利下げが進んでから。
あえて買うなら、
ヘルスケアやディフェンシブ株が
景気サイクルの転換によって
注目かもしれません。
(私は買わないかな……)
日本株
日本株は円高で伸びないけれど、底堅い感じで行くと思います。
低金利+自社株買い+旅行再開が材料。
米国比率98%、日本経済はオワコンと言っていた私ですが、
日本株の高配当株の魅力度が結構上がっています。
為替
為替は円高方向ですが、
これを書いている時点で135円と、
そこまででもないですね。
すでに市場は織り込み済み?
それとも米経済が堅調、
台湾に近い日本の地政学リスクで
円離れ?
地政学リスクについては
アメリカが本格的な景気後退に入ってから
どこまで円高に戻るかを見ないと、
判断しにくいですね。
Gold
ドルインデックスが低下しているので、
Goldは0.8%くらいの上昇。
1g1000円台の時代を知っている私としては、
現在の高値圏はヒヤヒヤするのですが、
世界的なインフレと実需買いによって
まだまだ上がると思います。
1g=9000円突破は行くだろうなと。
債券
しばらく安全資産で様子見の動きが広がるとなれば、
債券価格は値上がり、利回りは低下。
米国債1ヶ月物と2ヶ月物の利回りが上がっていますが、
逆に中長期の利回りは下がっており、
実際に資金が債券に動いているのが見て取れます。
ただ、20年30年の超長期は人気がそれほどでもないので、
70年代のインフレぶり返しを予想しているトレーダーも
一定数いそうですね。
メキシコ債券は値下がり(;´Д`)
10年物がテクニカルで三角持ち合い、
やや下向きなのが不穏。
今なら、ユーロ債やカナダ債がいいかなと。
ただし、発行体が銀行だと注意が必要。
利率だけ見ると豪ドル債が欲しいですが、
これから景気後退となると、
資源国は微妙……。
不動産
日本は二極化が進んでいて、
人気のある物件はやたら上昇、
逆に、利便性の悪い物件はもう値が付かない状況らしいので、
難易度が高そうです。
アメリカもオフィス用の商業不動産がクラッシュ寸前なので、
これが地銀やプライベートファンドに与える影響が
心配。
結論
9月中旬までは
投資より副業に専念したほうが良さそう。
(あくまでも私個人の判断です。投資は慎重にご自身の判断で、
kindle有料ライトノベル59位前後の
変なブログを鵜呑みにしない)
Amazon.co.jp 売れ筋ランキング: ライトノベル の中で最も人気のある商品です
(1巻が不可解にもめっちゃ売れてて、私が増長していますが、
おそらく原因は……
年収ウン千万円の大物イラストレーター
B-銀河先生のおかげ。
コミック担当の薬味紅生姜先生も重版されておりますし)