涼しい早朝に
生垣の剪定の続きをしようと庭に出ると
お隣のお兄ちゃんも起きて来た
母親は昨年7回忌を迎えた花好きな方だったが
主の居なくなった庭は草ぼうぼう
お盆を前に
草むしりをするというので手伝うことにした
雑草の隙間からジャコウアオイの花が
所々に顔をだしていて
この花が好きだった奥さんを思い出して胸が熱くなった
中心がほんのりピンクの白バナ
単純な形なのに
なぜか心を揺さぶる優しい花
草を刈りながら独身のお兄ちゃんと色々話をしたが
他人事とは思えなかった
私が住む通りは向こう三軒両隣
お年寄りも含めて
独身の男女が多くチョンガ通り?と呼ばれている
草木に関心のある人は少なく
早晩町内中が草茫々になると思うのは
取り越し苦労だろうか
新築の家の周りに緑を植えている所は
皆無といっていい昨今ですが
手入れの事を考えると
仕方のない事なのでしょうね