男子弁当事情

恐れていた事が始まってしまった・・・


そう・・・毎朝の男子弁当づくり・・・


公立に行けば、給食だったハズだから、これは誤算・・・


いえ・・・わかっていたけれど気付かないフリをしていただけ・・



でも避けて通れない毎朝の事。


塾のお弁当の時は　夜食代わりのお弁当だったので


夜までに間に合えば・・・・という時間的猶予も有った。


けれども今度は毎朝決まった時間までに出来上がっていなければなりません・・・



申し訳ありません！！！


「そんな当たり前の事・・・」と笑っておられるママが


沢山いらっしゃると思います。


特に幼稚園ママは　お弁当を作った後にご自分もキレイに支度して


幼稚園までお子さんを送るのですから　本当にエライ！！！と思います。



しかしそんな・・・母として当たり前のような事が　


案外、苦手な・・・・私でございます。



実は、ママ友の中でも　この毎朝のお弁当作りへの考えは


かなり二極化しているのを感じています。



「これからどんどん手が離れていく我が子に・・・

してあげられるのは　お弁当づくりくらいよ♪」というマリア様のママ。


「正直、毎朝の5時起きは・・・つ・・・辛い」の本音発言ママ。



いやあ～～～～、私はどう転んでも・・・・



後者！！　　　（はははｈ・・・　汗・・・スミマセン・・・）



そして実際の所、私に限っては５時起きなんて、していないです。

（幸い、学校が近かったので・・・汗）



幼稚園お弁当は　長男と次男で6年間つくりましたが、

朝の8時半くらいまでに作れば良かったですし、

量だってチョコチョコっとした可愛いものでしたから

あっという間に作れちゃいました。


キャラ弁なんて全く作れませんでしたが、それでも

ゴマを目にしたり　ケチャップでお口描いたりしたら

大喜びで・・・・可愛かったです（笑）



ですが・・・・中一の男子弁当・・

微妙に難しい・・・


まず　量が必要・・・


だから平弁（平たいお弁当）にしてご飯を全体の3分の2で行っちゃえ！と思っていたら


まさかの却下・・・　



「ご飯より、おかずを多くして・・・」


（えっ？）




「ご飯とおかずが別々の分かれてタワーみたいになっているお弁当箱にして・・・」



（あの保温弁当みたいなヤツ？　君はサラリーマンか？）




「卵を使ったオカズはやめてほしい・・・喉の奥が痛くなるから」


（卵アレルギーの復活らしい・・・ストレスか・・・


卵がメニューから消えると・・バリエーションが減る・・）





正直、カチンと来ながらも・・・


自分も似たような事をしてしまった記憶が・・・





・・・・・


以前から何度も書いているけれども


私の両親は父が立ち上げた会社の事でとても忙しかったので　


授業参観も　運動会も　親はいつも不在でした。


でも　運動会のお弁当は作ってくれて・・・・



でも・・・でも・・・　そのお弁当が・・・・



いつも　牛飯弁当なのです。（オールブラウン！！）



牛飯弁当って　贅沢なお弁当だと思うのです。


母の事だから　結構いい牛肉だったと思うし、味付けだって実に美味しかった。



でも・・・でも・・・


周りのお友達は　赤いプチトマトに　タコさんウインナー


黄色い玉子焼きに　緑のブロッコリー　に唐揚げ・・・


別の入れものには　うさぎ耳のリンゴ・・・やパイナップル。



今にして思えば　そんな気にする事じゃ無いんです。


元々、人と比較して　どうこう思う性格でもないのです。




でもでも・・・・　ただ・・　カラフルに見えるお弁当に憧れた・・・・



そして、それを・・・　つい言葉にしてしまったんですね～～




「お弁当どうだっだ？」


（いつもなら　タレがご飯に浸みてて美味しかった！！って


言ったのに・・・その日は・・・・）



「なんかあ～　なんかあ～　　ああいうお弁当じゃなくて・・・


　なんかあ～　う～～～んと・・・　ああいうんじゃなくて・・・」


きっと　そのような事　私は言ったのでしょうね・・・・



「えっ？」　　って驚いた母・・・・


そして・・・　やはり・・・・


　母を大層　傷つけてしまったようで・・・



翌日には　ハードカバーの特大図鑑みたいな料理本が買ってありました。


「土井勝の日本の行楽弁当」　みたいな・・・


それが　すごい本でして・・・大人の正式なお花見用と言いますか・・・・


お節料理みたいな5段重みたいなお弁当ばかり載っていて・・・


ハッとさせられました・・・



母に誤解させてしまった・・・


違うんだ・・・・違う・・・　こんな素晴らしいものを


望んでいた訳じゃない・・・　ただタコさんとかうさぎさんとか・・・


そんなものに・・・・


でも、母は「そんなもの」を・・・知らない人だった訳です（笑）




今ではすっかり笑い話です。


結婚当初　生姜焼きしか作れなかったという母が・・・


今や・・・割烹料理屋やる？？　くらいの絶妙な味つけと


材料も器も季節をも拘る　進化を遂げた人なので


私は全く頭が上がらないのですが・・・・





でも、小学4年生のあの時・・・


あれが私の素直な感想、正直な思いだったのだ・・・と思うと・・・



今の息子がお弁当に関して　言ってくる事については


何故か却下出来ない・・・・と言いますか・・


（それ以外の事は　私ほぼ優勢なのですが・・・笑）



きっと自分の事、思い出してしまうのですね・・・・





でも、もう中学生だし、男だし・・・


タコさんも　もちろんウサギさんも　しませんよ。


でも　聞けば昼食時間は　気の合った者同士で　机を合わせて


お弁当を広げる自由があり・・・


またそれが楽しみであるらしく・・・


その時間が彼にとって更に楽しい時間であれば・・・と


思ってしまう・・・


そう思うクセに　いざやってみると・・・・


　・・・・・・




嗚呼・・・・　母って　やっぱり大変ですよね・・・


（小4の私　←　作ってもらって文句言うなあ！！　笑）



一番、母親に向いていない私が母という立場をやっている・・・


そう思う時がしばしば・・・（笑）



世の中のママたち！！　頑張りましょうね！！


特に5時起きの方！！　　体調崩さないようになさってくださいませ！！