オーダーリング、mamaringデザイナーのブログ

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食について考えた日

2010年03月06日 | 食べること
最近・・ガム中毒だ・・・お昼抜きだったの・・とそんな状態の私が

「食」ついて語る・・なんて資格は微塵も無いのですが・・・

先日、とても刺激を受けた出来事がありましたので、書くことにしますね。


先週の日曜日、港区の青南小学校のフェスタに行ってきました。

私のお友達がそのフェスタでお役をされていて、その準備にとても忙しく頑張っている・・と

人づてにお聞きしたので、遊びに行ってみることに・・。


普通、小学校のフェスタ・・というと不用品のバザーとか駄菓子が景品のゲームとか

飲食物もホットドックとかポップコーンとか、そういうものが多いものです。


しかし、青南小のメニューはちょっと違っていました。

「いかめし」「カレイの姿揚げ」「いかのかきあげ」「しぐれ煮丼」

この時点で「珍しいから買っておこう♪♪」と家族全員分を購入(笑)


また別の場所では、大きなお鍋でもうもうと炊き出しをしていました。

それは「鮭のアラ汁」でした。

なんと感心することに、青南小の子供たちは自ら持参したお椀とお箸で頂くのです。

エコなのね~、と見ているとお椀のない私にもお裾分けが・・・

で・・一口頂くと・・「おお~~~~っ おいしい!!」 叫んじゃいました。


すると「旨いだろお。俺が作ったんだよお」と言われる方が・・

その方は(あとで知ったのですが)北海道漁業組合の所長さんだったのです。

このフェスタの材料は北海道直送品だったのですね!!(納得)


このアラ汁が本当に美味しくて・・アラですから骨も皮もヒレもついたままなのですが

どれもこれも旨味と甘味があって一つも無駄に出来ないのです。

なので見た目お行儀は良くなかったと思うのですが、一所懸命かぶりついて頂きました。

その食べっぷりを認めてくれたのか・・・

「もっと旨いところがある」と頭の軟骨の所をお椀に足してくれたり

「本当に最高なのは、ココ!!」と目玉を入れて下さったり・・。

私が大喜びでその貴重品を頂くので、お話がどんどん盛り上がり・・・

所長さんはアラ汁の作り方や、鮭は何年で生まれた川に戻ってくるか、(知ってました?)

雪の下で育ったお野菜が何故美味しいのか などなど色々お話を聞かせてくださいました。




私がお魚好きで目玉も軟骨も臆せず頂けるのは、父の影響です。

父は海育ちなので、魚の食べ方にはうるさいのです。

娘の私たちが食べた魚を見ては「魚の本当に旨いところを知らないなあ」と、ぼやきながら

骨や皮のキワキワのところを上手に箸で取って私たちにくれます。

そして、もう食べるところはどこにも無い、という段階になると、

いきなり自分でバリバリと頭と骨とシッポを食べてしまいます。

そんな父をずっと見てきたので、私はお魚は捨てる所が殆んど無いと思っています。




その日のアラ汁は私のカラダと心にしみ~~~~る絶妙な旨さと温かさがありました。

私を暖めてくれて・・・癒してくれて・・・活力を与えてくれて・・

そして考えさせてくれました。

子供たちの様子を見てみると、アラを上手に食べるお子さんと、身がまだついているのに

骨が邪魔であきらめてしまうお子さんも中にはいる様子でした。


父は子供だった私に、魚の食べ方を自然に伝授してくれましたが、

今の私が自分の子供に それを日々伝えているかどうか・・・急に不安になりました。

ここ最近は特に自分の忙しさから、食卓は手軽で食べやすい物に偏っています。


もう一度、私も父や今日の所長さんのように、食べ物と食べ方を伝授する側にならなければいけないな・・と思いました。

幼い頃に食べた経験の無いものは大人になっても決して口にしないでしょうから。

ガム中毒と豪語している場合ではありません(笑)

私の中のコドモママの部分が(参照 ワタシママとコドモママ)えらい刺激をうけた日でした。

あの日から タコの頭の皮剥いたり、自然薯すったり、ウドのきんぴらしたり・・・

食卓が・・・日本です!!(笑) 

感謝です♪ 青南小フェスタ企画の皆さま!!

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