オーダーリング、mamaringデザイナーのブログ

ブライダルジュエリーからママ達のおしゃれジュエリーまで、幅広く提案するママリングデザイナーのブログです。

次の季節・・・・

2010年09月27日 | 作品のこと
先日、新幹線の中で読んだエッセイ・・・


「これが夏の終わりだ、 と感じる時は 少ない。

 季節の終焉 とは そういうものだ。

 そのかわりに 次の季節の訪れを 肌で感じた時、

 ひとつの季節が 去って行くのだろう・・・」 (伊集院 静 「差しのべる手」 冒頭)



 ・・・・・

 このくだりだけで 5回 読んだ・・・


何気ないけれど妙に説得力があって・・・

 やっぱりプロの文章って魅かれる・・

微妙な人の感覚を 活字として表現する・・・

 やたらと共感してしまった 一文・・・


今年の夏と秋の境目は まさに この一文の通り・・・

あれだけの猛暑・・・酷暑・・・ 地球ってやっぱり温暖化なんだ・・・

このまま日本は亜熱帯地方の仲間入り?? と不安を抱いていたのに・・


秋は突然やってきて・・・  

嗚呼、夏は終わっていたんだな・・・    って  (!)


 ・・・・・・


今日のお写真は お子さん二人のバースデーを上手に組み合わせたナンバーリング♪

オーダー頂いた頃は まだとっても暑かったのに・・・

出来上りをお渡しの際はもう・・・次の季節でした・・・



このママにはとっても可愛い男の子と 超!ラブリーな女の子のお子さんがいらして・・・

女の子好きな私として ついつい見とれてしまうのですが・・・。


ママが 出来上ったばかりの リングをはめると・・・ 

3歳のKちゃんは ママのリングを着けたくって仕方ない・・・

ママとしては出来たてホヤホヤを落とされでもしたら・・と・・・ヒヤヒヤ・・



「やっぱり 女の子なんだねえ・・・」 感心している私を尻目にママは大変!!


「あのね・・・Kちゃんが15歳になったら 素敵なのを探してあげるよ!」

「ヤダ!」

「Kちゃんのお誕生石で 今度素敵な指輪を作ろうね!!」

「ヤダ!」

 Kちゃんは是が非でも 今!  この指輪が着けたいのだ・・(笑)



嬉しいなあ・・・


 ジュエリーにも 次の季節(世代)は きっと来る・・・


ジュエリー離れ・・なんて言われているけれど、女の子は皆 やっぱり着けたいんだ!!


いつか Kちゃんも ある日突然 ジュエリーやアクセサリーの似合う女の子になっていて・・

「嗚呼、大人になったのね・・」って ママが思うのかな・・・


その時は ラブリーな女の子が終わるのではなく 素敵な女性になっている・・・


   次の季節の訪れ・・・




今日はとっても冷たい雨の日だったけれど・・・ 


「次の季節」がとっても嬉しかった日


 ・・・・・



それぞれの アラフォー  (その2)

2010年09月26日 | 大切な人
アラフォーと言えば・・・

私の中で外せないのが この人 ユウサミイ (以前のブログでも紹介しました


40歳で オーストラリアから シンガーソングライター デビューした日本人。





40代は「点と点が線でつながる世代」という私の考え方で云えば・・

彼の場合、本当にバラッバラッの点が 「歌を唄う」事で見事な円になった人

そんなイメージ・・・


私が知っている頃の ユウサミイは 宝石鑑定士の資格にチャレンジしていて・・

関西のある宝石店のマネジャーを任されている人・・・と思いきや・・・

ある日突然 関東の焼き鳥屋さんで もも肉さばいていて・・・
 
と思ったら オーストラリアに移住してしまい・・・

向こうの超有名ブランドのマネジャーになって お家も買って楽しく余生を・・・

なのかと思ったら 会社も辞めて・・・突然デビューが   40歳・・


今は日本とオーストラリアを行ったり来たり・・・ライブ大忙しの日々


一見すると 根なし草のような20代30代を送っているように見えるけれども

彼の素晴らしい所は 人の心を決してそらさない  いい加減に振舞っているようで

実に人に対して真摯で 徹底して人を楽しませるエンタティナーの人で

一度、彼の事を知ればその存在を忘れる事はない・・・。


お母さまの影響で歌が好きだったこと・・・天才的に楽器が上手い事・・

それは10代の頃からあった才能で・・・

でも20代の頃の彼は「これ位の才能で世に通用するハズがない・・」と思っていたそうで・・・

現に ある歌手のバックバンドとして活躍していた事もあったのに・・

大先輩達を見ていると「自分には無理だろう」という思いが強くなった・・とか・・・。




けれど、その彼が20代30代と本当に色々な事を経験して体験して・・・

国も変わったり・・・死にそうになったり・・・

そんな沢山の諸々の自分の想いを海を見ながら・・自分の言葉で歌にしてみたら・・・


・・・・なんとも人の心に響く歌になっていた・・・  



以前にも書いたけれど 彼の歌は 私の日々の応援歌・・・

滅入ったり、頑張りたいのにカラダが動かない日とか、集中したい日とか

ユウサミイの CDを聞くと  「よし! やってみます!!」ってモードになれる・・・


別にノリノリなハイテンポでもなく 癒し系でもない その歌・・・

ただ歌詞の中に 誰しもがハッとさせられる 言葉がある・・・

20代30代だったら この言葉は無かったと思う・・・

アラフォーの彼だから・・・ こんなに心に響くのだと思う・・


20代30代の時、彼の歌はプロ以上に上手かった・・・ ベースも半端無く上手かった

でもそれだけでは 上には上がいる と感じていたユウサミイ・・・

とっても遠回りになってしまったけれど、 今の彼を真似出来る人は誰も居ない・・


オーストラリアの大海原を目の前に 自分の中に蓄積された溢れだす想いを

自分の言葉で メロディにのせることが出来るのは・・


 それは 今の彼だから・・・


動画1 (英語バージョン)


動画2 (日本語バージョン)




オーストラリアの自宅で撮った数年前の映像だそうです・・・

今はプロモーションビデオもライブ映像も当然あるのですが・・・

なんとなく昔の彼らしい映像なので敢えてこちらを載せさせて頂きました。











 



それぞれの アラフォー

2010年09月24日 | 大切な人
先日の日曜日、TBSの 「情熱大陸」に 動物写真家 福田幸広氏 が出ていた・・・


防衛本能の強い 野生動物を相手に わずか10数センチの至近距離で シャッターを切る・・

という妙技。


動物園にいるゾウさんやパンダちゃんを撮影するのでは無くて

「え?それって・・どこにいるの?」と思うような 「オオサンショウウオ」 や 「マナティ」 などを

酸素ボンベ背負って1日十何時間も水に浸かったまま 「お出まし」待ちをする 過酷な撮影。


また、常に喰われる立場にあるが故に神経過敏である シカや小動物を撮影するためには

動物が草を咀嚼している時だけ 歩伏前進で近づていき・・・

咀嚼をやめると 福田氏も動きを止めて草と化す・・・

まるで動物と福田氏の 「だるまさんが転んだよ♪」 ごっこ  

シカを狙う肉食獣 以上に感覚を研ぎ澄ました撮影・・



実は 福田氏は・・・ 


私の高校1年の時のクラスメイト・・


当時から アルバイトしてお金を貯めては 北海道にタンチョウヅルを撮影に行っていた。

高校生と言えば・・・

部活に勤しむか 異性にウツツ抜かすか、受験勉強に励むか

はたまた麻雀にハマって身を滅ぼしている男子とか・・・

そういうのが多い中・・・福田くんは、異色の高校生でした。


でも福田くんの名誉のために言っておくと・・・

彼は高1の時から 可愛い彼女もいたし、麻雀仲間もいたし、部活もやっていたし、

ちゃんと勉強もして受験もしていたし・・・高校生らしい事をちゃんとしながら・・・

でも自分の夢をしっかりと持っていて揺らがない人でした。

タンチョウ鶴の美しさを語る時の福田くんの目の輝きは 少年そのものでありながら

当時の私にとっては 妙に大人びて感じ・・とても羨ましく思った記憶があります。


あれから20年余りの歳月が流れ・・・


彼が今もなお 当時と同じ目の輝きで 撮影を続けていると知って それはもう嬉しかったです。




アラフォー世代の私たちは 今 社会の中で云えば・・・

・・・「もう言い訳ができない年」・・・



20代は まだ学生の立場の人もいるし、海外で自分探しをしている人もいる・・

30代では 結婚をして家庭を築き、しっかりと自分の職を見いだした人もいれば・・・

転職を悩んだり・・ また自分の人生これで良いのかと模索中の人がいたとしても

周りからは  まだ応援してもらえる 年齢でもある



そして・・・40代は・・・

私が感じている40代とは 


「点と点が 線でつながる年代」と思っている


今まで 模索中として バラバラに 経験してきた・・・と思っていた事が

「あ・・・これは・・・アレだ・・」 と繋がっていることに気づく・・。


経験してみたけれど 大した事は無かった・・と若い時ほど そう うそぶいてみるけれど

意味がある と気づくのは実は もっと後の事・・


それはまるで 学生が 「微積分なんて勉強したって 社会でなんの役にも立ちはしない・・」と

自分の不出来を言い訳するのと似ている・・・


しかし、経験して無意味なもの なんて何も無い・・  と私は 思う・・・



話を福田くんに戻すけれど・・・

彼は 20年間 点を 積み重ねて積み重ねて 

とうとう点の集合体だけで 大きな黒々とした円が出来た・・・・ そんなイメージ


どれだけの時間と試行錯誤を繰り返して 自然と 野生動物と 自分との間合いを 

創り出していったのだろう・・・


それは 医者や弁護士のように高額を保証されたものでも無く・・・

芸能人やカリスマ○○のように周囲から持てはやされるモノでもなく・・・ 

「わが社の為によく頑張ってくれた」とねぎらう上司がいる訳でもなく・・・


ただそこに存するのは ・・・ 彼の情熱・・・   



・・・・「情熱大陸」・・・・

  

まさに彼のためにあるような番組名だと思った・・・




                       

 









  











今日は長野へ・・・

2010年09月22日 | 大切な人
行ってきました・・・


東京は暑い一日だったそうですが、長野は日差しは結構強いものの・・・

駅に降り立った瞬間に 秋をしっかりと感じとれる香りと爽やかな風がありました。



金曜日からのイベントのための 商品説明・ディスプレイの仕方 オーダーの受け方

などスタッフの方にご理解頂くための長野入りでした・・。


ドア to ドアで考えると片道3時間 日帰りなので 往復6時間・・・

移動時間ばかりにかかってしまう事は十分!分かっていたのですが、

それでも来ずにはいられなかった・・


今回のイベントでは、私のデザインのオーダーリングと 

私が沢山の刺激と元気を頂いている ハワイアンエングレーバー(彫り師)

琢磨(TAKUMA)先生の オーダージュエリー を 同時に出す事になり・・・

最近は その準備のために 沢山の方に申し訳ない程にご協力を頂いていた日々でしたので

私としては なんとしても 納得いくように行動したい!!

と思ったのです・・・。


この短い準備期間の間に 新しいパンフレットの作成 新サンプルリングの作成

彫り見本の作成 ディスプレイグッズを揃える などなど・・諸々・・

各分野のエキスパートがそれはそれは・・見事なスピードで・・・

感激デシタ!


私は私で 自分のオーダーリングの準備をこれも色々な方の協力を頂きながら進めつつ・・

今日は実際に店頭に自分でディスプレイをしながら・・・


金曜日からのイベントの成功を 心から祈るのでした・・・


3日間行われるイベントは その翌週 翌々週と・・・9月・10月一杯

神奈川や群馬・埼玉などを廻っていきます。





復路3時間を終えて東京駅に戻ってきた私は・・・

長野とは打って変わった 息苦しい暑さにビックリ!!


仕事モードからふと我に帰り・・・そうそう!! 私は母に戻らねば・・!


最近の忙しぶっている私を 寛大に 暖かく 優しく  サポートしてくださる

素晴らしいママの存在のお陰で 最近の私は没頭出来ています。


私は2匹の子犬(!)だけで持て余しているというのに、そのママはご自分のお子さんの他に

この2匹の子犬の相手をしてくださり・・・ 本当に頭が下がりっ放しです・・


オマケに今日は十五夜 中秋の名月の夜・・ということで 我が家の分のお団子まで

作って待っていてくださったのですよ!!!

嗚呼・・・  涙が 出てきた・・・・


明日は雨予報で 空には早々に厚い雲がかかってきていたのですが、

合間から見え隠れする お月さまを見ながら 家族全員で お団子食べ食べ・・・

お月見が出来ました・・・


仕事も 日常も・・・・こんな風に 色々な方のお心遣いで・・・


・・・私は本当に幸せです・・・(涙)



うふふ で とほほ の日

2010年09月20日 | 日記
今週末のイベント準備で何かと慌ただしい日々・・

オマケに先週は 次男が熱&中耳炎で幼稚園を休みまくってくれたお陰で

諸々がさらに溜まり・・ この連休にそれらを一気に片付けたい私


そんな訳で 昨日から 長男は私の実家へ・・・次男は夫の実家へ 

それぞれお泊まりに行ってもらい・・・・私は集中モードへ!!


いやあ・・・ 家の中、静かすぎて・・


サクサク・・・  サクサク・・・・(仕事が進む音・笑)


まるでそんな音が聞こえてきそうなくらい 進む・・進む・・・


普段の生活は 朝から晩まで 子供たちの走り回る音、笑い声、兄弟げんかの声

オマケに いよいよ佳境・・って言うところで 

「お腹すいたあ~~」  「お母さん 遊ぼ~」 「お母さん お尻ふいて~」(←次男)


うぎゃあーーーーーーっ!!



私は生まれ変わったら 一度に色んな事が出来る人になりたい・・・

残念だけれど B型の私は1点集中型・・・

一つの事に集中すると他の事にどうしても目を向けられない・・・

そういう私には、このような(子供たちのいない)連休は超!ありがたい、うふふ な日。



昼間中にやるべき事が全部終わったら・・・夜は・・・ どうしよっかな♪

誰か誘って 飲みに行っちゃう?? うふふ・・

それとも 映画行こうかな? (そうそう!「悪人」観たい!)うふふ・・

そんな密かな計画を立てながら サクサク サクサク・・・ 



しかーーーーーーし・・・・・


突如として・・・ 問題発生・・・   


パソコンのメール送受信が出来ない・・・  何故? どうして?

昨日まで出来ていたものが・・・何故??

携帯メールが苦手な私にとってパソコンメールは大事な!コミュニケーションツール

これは本当に困ります・・

これが出来ないと 今の私はほぼ無人島にいるような感覚です・・。

アレコレ 手を尽くしました・・ 詳しい方にも相談しました・・・

時間はどんどん 過ぎていき・・  

うふふな日の大切な時間は とほほな事に 奪われていきます。

色々・・色々調べて 判明した事は・・・ ある行き違いと勘違いから・・

私のパソコンアドレスがもう使用出来なくなってしまった事が判明・・

(再発行したとしても同じアドレスは取得できない・・そうで・・)

ひ・・・酷い・・  

15年もお世話になってきた ソ○ットさん・・・

いつもサポートダイヤルのお兄さんがとっても親切で私の拙い疑問質問にも

感じ良く丁寧に応対してくださり・・・私は一生 ソ○ットさんとお付き合いする!

と思ってきたのに・・・ 

あっけなく 「退会の手続きが済んでおります・・」って・・・

使用料を滞納した訳でもないのに・・・

15年間使用してきたアドレスが突然使えなくなるって・・・

皆さんにアドレス変更お知らせを漏れないようにしなければ・・・

それも自分の意思じゃないのに・・

とほほ・・・


うふふな日 は 突如 とほほな日に・・・


時間は目一杯 アドレストラブルに取られてしまい・・・

今日のやるべき事が終わったのは ようやく先ほど・・・。


飲みに行くテンションでもないし、映画なんてやっていないし・・

結局、ご近所で自分の夕食分のお買いものだけする

いつもだったら「お母さん 今ドコ? あと何分で帰ってくる? 」と買い物中に携帯が鳴る・・

リアルGPS機能か! と思うくらい 私の行動に終始チェックが入っていた・・

でも今日は それもない・・ 

自宅に戻ると不気味なほど静か・・・


誰も待っていない家に帰るのって やっぱりなんだか寂しい・・

普段 家の中の暗がり(電気の消えている部屋)をとても怖がる次男を

呆れながら笑っていた私だけれど・・・

今日の私は人の事言えない・・・片目ずつ 交互にクレンジングした・・


うふふな日が とほほな日になってしまい・・・


でもその代わり・・・


普段の 子供たちからの とほほな事が 実は うふふな日々だったのだ・・・と気付く




・・・・・




追記  

   今までの パソコンアドレスが使用できなくなってしまいました。
   しばらくは 携帯アドレスにご連絡くださるか・・
   mamaringの アドレス (参照 mamaring HP に記載)
   でお願いしたいと思います。 ご迷惑おかけ致します。申し訳ありません!













ナ・ナンパ?? そ・それとも・・・

2010年09月12日 | 日記
一昨日は仕事の打ち合わせで 池袋に行ってきました。

9月に行うイベントに出すデザインやディスプレイの事などなど・・・

ホテルのカフェで2時間くらい打ち合わせをして ・・・

恵比寿に戻ろう・・と一人山手線に乗りました。


車内は適当に混んでいて・・空き席は無く・・・

なんとなく私がつかまった吊革の前の 座席に座っていたのは ガイジンのオジサン、デシタ。

ノートに英語でなにやら熱心に書きこんだり、頬杖をついて考え込んだり・・

Iphone で調べものしたり・・・ なんだか忙しそうな人だなと思いました・・・



山手線は新宿に着くと わりと沢山の人が降りていき・・・


オジサンの隣の席が空きました。


「あ・・・空いた・・・」 

とても疲れていた訳じゃないけれど、いつもより高いヒールがちょっと腰にひびいて(歳!)

出来れば座りたかった・・・


座れてホッとした瞬間、隣のガイジンオジサンが 


「席、変ワリマショウ!」   と言ってきた。


「は?」


「ホラ、コッチ!・・・隅ッコ!」


「スミッコ??」


あーーーーっ  オジサンが座っていたのは座席の一番端っこの席・・


「コッチの方が カンフォタブルネ!(快適)」


「ああ~~ で、でも! だ・大丈夫ですっ!!」


「イイノ! イイノ!」


なんだかよくわからないけれど・・言われるがままに・・・ 座席交換・・・ 


まるでお昼のトーク番組 小堺一機「ごきげんよう!」の一コマ・・・




「ニホンのヒト、ミンナ スミッコ 好キネ~!」


「そ・・そうですね・・・」 (私は別にどこでも・・・イインデスケド・・・汗)


「ドウシテ、ニホンのヒト スミッコ スキデスカ? ミンナ ゼッタイ ソコスワルヨ」


「あ・・あ~~~・・なんか落ち着くからかな? 眠い時も便利だし・・」


「オ~~~ 眠るタメネ!!」





・・・・・・

 私は子供と一緒に行動をしている時は 結構気さくなオバちゃんになれる人


バスの中や 電車の中で 高齢の方に話しかけられたら・・・最初は孫の話から始まって 

昔の武勇伝に及ぶまで 「そうなんですかあ!!」って聴き入ってしまい

結果 その方の鞄の中から若かりし頃のお写真まで出てきて盛り上がる事も・・・

後で子供たちに「お母さん、あの人誰?知っている人?」とよく聞かれます(笑)


また自分と同じようなお子さん連れの方とも 電車で隣同士になったりすると・・

「お子さん、何歳ですか?」とか「いいですねえ・・・女の子は♪」

なんて言葉をきっかけに 話が盛り上がり 子連れおススメスポットを教えて頂いたり・・♪


子供がいる・・子供を育てている という事が 見ず知らずの方との 共通項になり

狭い車内での 気詰まりな時間が ちょっとした楽しい時間になるかもしれない・・・

そう考えると ツンとすましたママでいるよりも 

ちょっと気さくなオバちゃんでいた方がいい♪ と思っている・・・


それが出来るのも やっぱり 子供たちがいるから・・・  

「ママ」って判る方が 見ず知らずの人にも安心感になる・・・


しかし・・・・



・・・今、私の隣に座っているのは ガイジンのオジサン・・・

お孫さんがいるような・・・年齢・・・でもない・・(私と同じくらい??)


で・・・・何よりも 今、私は子連れじゃない・・ 


ここで・・・いつもの気さくなオバちゃんになってしまって良いのかどうか・・・

 

そんな事がよぎりながらも・・・

恵比寿までの道中だし、ニホンのイメージ悪くしたらいけないし・・・

無視は 良くない・・・

 色々話しかけてきてくれるので・・ とうとう観念して少しだけ気さくなオバちゃんになった

「日本語 上手ですね・・」

「ウ~~~~ンっ! マダマダね・・・アナタはドコで英語ベンキョウしましたか?」


そこからオジサンが降りる渋谷駅まで 結構、話が盛り上がってしまった・・・



で、降りるときに 「ヨカッタラデンワ クダサイ!」

とオジサンは紙切れに自分の携帯番号を書き始めた・・・ 




えっ えーーーーーっつ!!


コレって・・・   どう・・いう 意味だ??







「あ あーーーっ・・ アイアム マザー オブ 2 ボーイズ !!」



とっさに自分の立場を口走る私 




オジサンは間髪いれず


「That's OK!! ノープロブレム」  


・・・・・・



って何が ノープロブレムなんだろう?? 



オジサン 笑顔で降りていき・・・紙切れ 手にして 残った私・・・ 


なんだか 恥ずかしい・・・





帰宅した夫に 話してみると・・



「そこはわざわざ 2児の母です。って言うところじゃないでしょう・・」と。


え??    そ・そうなの??


「電話番号あるんだったら かけてみれば?」


え? え~~~~~~??? かけてどうするのよ! (意味わからん!)


「ともだちになってみる?」


    はあ??



でも・・・確かに 私の夫は そういう人です・・・

世界各国 沢山の旅をしているけれど そこで知り合った老若男女・・・と

全て友だちになってくる人

ちゃんと住所や電話番号を教え合い 旅の写真を送ってあげたり お礼状書いたり・・・

だから彼には ものすごく知り合いが多く ものすごく年賀状が多い・・・

また、近所のママ友とも私が留守でも 普通に一緒にお茶飲んじゃうし・・・

私の学生時代の親友とも 私が居なくても食事に行ったりして楽しく過ごせる人。

彼は 男だから・・女だから・・とか年齢とか 関係なく楽しい時間を過ごしたい人。


って事は・・・・

あのガイジンオジサンも・・・・


そう・・・そうだったのね・・・ ゴ・・・ゴメンナサイ!


自意識過剰女は この私だけって事ですかっ!!  


ドーモ スミマセンデシタ!!!


またもや・・・自分が恥ずかしい・・・・  




子供たちが一緒の方が 楽って事もあるのね・・・ 

夏休みが終わってホッとしていたのに、その日はなんだか逆になってしまった・・・


でもね コレ書いていて ふと我に返る・・・


私は 自分自身を 結構 変わり者と一応現実を受け止めている人ですが・・・

でも自分の奥さんに

「電話番号あるんだったら、かけてみれば?」って言えちゃうって・・・(冗談だよね?)


オジサン以上に 夫に驚く・・・・


世の中 本当に色んな人がいますよね・・・ 



 それも、こんな身近に・・・・    (笑)







































 



雨♪♪♪

2010年09月08日 | 日記


 東京・・1カ月ぶりの雨・・・


今朝、目覚めた時・・・嬉しかったあ・・・


初雪を喜ぶ人みたいに 「ねえ~~~~!!起きて!!今日 雨~~♪」


子供たちは・・・私とは逆テンション・・・


「なんだよ~ 野球ができないじゃん」 とか 「え~~、長靴履くのお?」とか

好き勝手に言っている・・・



1カ月も降っていなかったのと知ったのは 天気予報おネエさんの言葉で・・・だけれど

こんなに降らない日々が続いて よくぞ水道水が足りなくならなかったと不思議でならない・・。

一昔前は 雨が降らない日が続くと すぐ節水宣言とか 水不足注意報とか 出されていた

記憶があるのに・・・今は水道事情は大きく進歩したのでしょうね・・

猛暑猛暑&熱中症・・・の事は騒がれたけれど、水の事は一度も聞かなかった・・・


確かに東京の水道水は以前より 飲みやすくなっているし、日本の上下水道の技術を

海外に輸出しようとしている位だから レベル高いんでしょうね・・・




今日は1カ月ぶりに UVカットのカーディガン無しで外を歩いたwwww

ものすごく久しぶりに 日焼け止めを塗らないで外出したwwww


「わ~~~ 珍しい!!今日、半袖なんだねえ・・」 会った方に笑われた・・・(笑)








今日の雨は 暑くなり過ぎた東京の地面を冷やし、潤すに余りある ドシャ降り!!


それでも 嬉しい・・ 


ぐんぐん冷やされていく感じ


連夜の生温かい風では無く ・・・ 



今夜はヒンヤリした風が吹いていた・・・


・・・秋を感じた夜・・・     



オンナの武器

2010年09月06日 | 思う
昨晩、久しぶりに 一人で 映画館に行った・・・


私が 「観たい映画があるんだ~」 と言ったら 

夫が 「行っておいでよ。子供たち、僕が寝かせておくから・・」

と言ってくれて  「わ~~~いっ!!」と即ネット予約。


「で・・・何が観たいの?」と聞かれ・・・・

「・・・東京島!・・・」  と言ったら、 夫に怪訝な顔をされた・・・



最近、かなり宣伝をしているのでご存じの方も多いと思うのですが・・・

43歳の主婦が ご主人とのヨットの旅で難破し・・・無人島に漂着するお話し・・・

そのご夫婦のあとに新たな漂着者たちが加わるのですが・・・全員が若い男性・・・

結局 その無人島には 23人の男性と たった一人の女性・・・ という奇妙なお話。


「へえ~~  君にそんな願望があるなんてね・・・」 


え?!・・・ちょっと・・ちょっと!  待ってよ・・・


願望??  ああっ! 逆ハーレムって事?


へえ~ この映画観たいって言うと そういう風にで思われるんだ・・

でもまあ、一般的に考えるとそういう事なの? 動員の狙いもそれかな??

でも普段の私を観ていれば そういう発想って出ないハズなんですけどねえ・・・

まあ・・いいわ  いつもの軽い突っ込みでしょう・・・


私がこの映画を観たかった本当の理由は  

今まで価値があると信じていたものがある日突然何の意味も成さなくなってしまった時、

人は何を考え、どう行動するのか・・・ その事に私は興味があった・・・

さらにそれが自分と同じ女性で世代も近い・・となれば なおさらの事・・・

 
「別の日にして一緒に観に行く?」

一瞬 そう考えたけれど・・・


 映画の宣伝では 主人公・清子の語りで

「私が日本から持って来たもの(エルメスの衣類やスカーフ)はここでは何の役にも

立たなかった・・・ 中でも最も要らないものは・・・

そう・・この人だった!(清子の夫が誰かに殺されちゃう所が アップで映る)」

・・・・・


あの宣伝みたら・・・やっぱり夫婦で行く映画じゃないですね・・



そんな訳で 映画館に一人で出向く・・・


着くまでの道すがら・・・私はオンナの武器・・ について考えていた・・・


20代の女性は 外観的オンナの武器を多数搭載している


その髪も ナイスバディも ノリノリなお肌も・・全てが最強の武器・・怖いもの無し!


30代の女性は 外観的武器に加え さらに新しいエッセンスが加わる・・


(武器というと  誤解を招きそうでなので連呼してはいけない気もする)


その新しいエッセンスとは  女性として生きる姿勢だったり 言葉の選び方だったり

人に向ける優しい笑顔だったり ちょっとした心遣いだったり・・


オンナの武器・・ というと ちょっとアブナイイメージが先行してしまうけれど

実際の話、女性は男性とは違う意味で ずっとずっと戦っている・・・

会社だったら・・嫌な上司にも笑顔! 生意気な後輩にも我慢我慢!! 挫けやすい男性同僚の励まし役・・

家庭だったら 夫の妻であるけれど、 恋人になったり 母になったり・・・

そうそう!お姑さんの前では立派に「お嫁さん」もこなさなくちゃ・・・

女性の戦う・・という意味は 自分を取り巻く環境を快適なものにするために 

努力をする事なのです。



20代の時には 「自分には関係ないよね」ってスルー出来ちゃった事が

そのままに出来ない性分になっている・・・いろんな事が見えてしまう・・

でもそれは女性としての魅力 才能 新たな武器だと私は思います・・・


じゃあ・・・40代は??  

20代の時、搭載していた武器で既に使えなくなっているもの

色々あります・・・(笑)



主人公の清子は 何を武器として戦っていくのだろう・・・


そんな期待をして映画は始まった・・・



しかし、映画の途中で 私は大きな勘違いをしていた事に気付いた・・・


40代の清子が 何を考え戦い生きていくのか・・・それが観たかった私

だったけれど・・・


「オンナの武器」じゃなくて・・・ 「オンナが武器」だったのです。


生きていくために「自分はこの島、唯一のオンナである・・・」という事で生き延びる。


そこには私が期待した知性や知恵なるものは全く存在しなくて・・・

ただただ・・是が非でも生き残ろう・・・とする強い強い執念と本能でした。


私がもし男だったら・・絶対知りたくない女性の一面だと思います。


でも人生の土壇場に追い込まれた時に 無気力になるのでもなく 気がふれるのでもなく

神に頼るのでもなく 暴力的になるのでもなく(島の男性の大抵がそのどれかになってしまう)

ただただ・・・前に進もうとする 彼女の執念が 恐ろしくも醜くも・・・

ある意味忘れてはいけない  生きる力 なのだと思いました。


期待していったものと 違う結果を 背負い込んで・・・


不思議な感覚で映画館を後にした私・・・


それでも・・・ 生きていく・・  

それが女性なんだ・・・  と思いました。


今日のタイトルは「オンナの武器」じゃなくて「オンナが武器」と書くべきだったのかな・・・


 ・・・・・・