つれづれまりん

いたずら白猫マリンの気ままな日常 を経て、
超いたずら 甘えん坊 ほぼ白猫 ハンニャの気ままな日常 へ

主な精神疾患 1

2018年07月07日 | 学習ノート2
※「DSM-5」の分類に基づいた説明。
(訳語は、日本精神神経学会の「DSM-5病名ガイドライン」による)
 (( )内は、ICD-10の病名)


2 統合失調症スペクトラム障害および他の精神病性障害群
 (統合失調症、統合失調症型障害、妄想性障害)

・統合失調症の有病率、0.8%。
・10代後半~30代に発症する。
・日本の精神科入院患者313,000人のうち、166,000人(53.0%)、
 精神科外来患者3,611,000人のうち、607,000人(16.8%)を占める。
 (2014年患者調査による)

①幻覚妄想
  自分を悪く評価し命令する幻声、何者かから注目を浴び迫害を受けるという被害妄想。

②自我障害
  自生思考、作為体験など、思考や行動における能動感や自他境界感を喪失。

③不統合
  まとまりのない会話や行動など、目標に向けて思考や行動を統合することの障害。 

④精神運動貧困
  感情鈍麻、意欲低下、自発性低下など、狭義の陰性症状。

⑤病識障害
  症状についての自己認識困難。

⑥対人関係、身辺処理、職業・学業上の機能低下


・①②を陽性症状、③④を(広義の)陰性症状と呼ぶ。
・再燃・再発しやすい疾患だが、
 症状が緩和して、自尊心や自己効力感や、社会生活を回復して、
 その人らしい生活が可能(リカバリー)な状態に至ることは多い。
・専門家でも罹患の履歴が分からない完全なリカバリー:3分の1
 専門家でないとわからない程度の軽い欠損を残したリカバリー:3分の1
 何らかの支援を継続的に必要とする不完全寛解状態:3分の1

・環境の調整、心理社会的支援・治療
・病態に深くかかわるドーパミン系を調整する抗精神病薬治療が中心。




3 双極性障害及び関連障害群
 (躁病エピソード、双極性感情障害)

・うつ状態と躁状態を繰り返す慢性疾患。

*双極Ⅰ型
 ・自分の将来に大きな不利益を生じさせるなど日常生活に著しい支障をきたすような
  明白な躁状態を呈するもの。

*双極Ⅱ型
 ・周囲に迷惑がかかるほどではないが、
  周囲から「ハイだな」と分かるレベルの軽躁状態を呈するもの。


・日本の有病率は、Ⅰ型とⅡ型を合わせて0.7%程度。

・双極性障害でも、主観的にうつ状態は苦痛であり、その期間が長いため、
 うつ病の診断・治療を受けている人も多い。

・うつ状態のクライエントに、躁病エピソードの既往がなかったか必ず確認。
・躁状態の際には、病識がもてず、本人爽快感が強いため、
 自発的な治療導入・継続が困難で、
 取り返しのつかない経済的社会的損失を被る場合があるため、
非自発的入院治療が望ましいこともありうると、念頭に置く必要あり。

・気分安定薬を中心とした寛解導入・維持を目標とした薬物療法が基本。
・治療継続への動機づけや心理支援、対人関係・社会リズム療法など、
 心理・社会的支援・治療も併用する。



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あら~、ついに反転した・・

『きもちぃ~』

足が・・なんか変だよ・・

(2018年5月下旬 夜 撮影 1Fリビングのソファにて)





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