奈良学園の高校柔道部は、今年も近畿大会へ出場することになった。
去年は8年振りの出場で、今年は2年連続の快挙である。
日曜日に試合だった息子は、迎えに行った帰りの車の中。何故か上機嫌。
「近畿大会に出られそうなの?
」と聞くと、
「○○(息子と同じクラブの友達、ママとはランチや飲み会へ行ったりするママ友達である
)とこから、どうせ情報が入るやろ
」と何も言ってはくれない。
でも、息子の態度から何となく状況を把握した。
近畿大会に向けて、今年も練成大会などあるらしい。12月の22日~25日。去年同様、彼らはクリスマスどころではないのだ。
おまけに、学校主催の「冬季セミナー」という勉強合宿には参加出来ないのだ。
息子と息子の友達は、「冬季セミナー」に参加したい旨を顧問の先生に伝えた。「冬季セミナー」は25日から一泊二日。それに参加する為には、練成大会の最終日を休まなければならない。
だが、他の部員の迷惑になると言う事で、練成大会欠席は却下された。息子の友人は、国立大学医学部を目指している。彼も、勉強とスポーツを両立させている一人だ。
高2の秋の大会が終わり、他の運動部所属の同級生は殆どクラブを辞めている。皆、予備校等へ通い、受験体制に入っている。


クラブを辞めないで頑張っているのは、「柔道部」「サッカー部」「陸上」「バトミントン」位だそうだ。
特に、「サッカー部」は「クラブを続けながら、皆で神戸大学へ行く
」と言うのが全員の目標らしい。
息子も多少なりとも焦りはあるようで、家庭教師の先生に色々相談しているよう。先生もまたスポーツ(バトミントン)と勉強を両立させながら、県立医大に入学された。彼は大学でもクラブの主将を務め、去年は全医大大会で個人の部ベスト4に残られた。
その先生のアドバイスで、息子は今までより1時間早く登校するようになった。毎朝6時に家を出て行く。毎朝、学校で勉強しているようなのだ。
クラブを辞めて勉強に専念する同級生と同じ勉強時間を捻出する為には、ゲームの時間を削り、睡眠時間を削らないと出来ないらしい。
どうやら息子は、顧問の先生の意見に従うようだ。「冬季セミナー」は諦めているらしい。顧問の先生は、なかなかの人格者である。私達夫婦もお任せするつもりでいる。
夫も、「柔道を優先させるしかないやろう。団体競技やからな。」と一言。
息子の成績が落ちに落ちた時も、「勉強出来へんねんやったら、スポーツだけでも頑張れ!頑張ったら何も言わん
」と叱咤した夫。さすが男親の意見やなと思った。
彼もまた偉い。心からそう思う。
息子の頑張りを思うと、何故か胸が熱くなった。
後部座席で座る息子に、バックミラー越しに言った。
「I’m proud of you.」日本語では言えないからね。
息子は照れくさそうにクスっと笑ったよ。
結局は、親バカなんだよね~。

去年は8年振りの出場で、今年は2年連続の快挙である。

日曜日に試合だった息子は、迎えに行った帰りの車の中。何故か上機嫌。

「近畿大会に出られそうなの?

「○○(息子と同じクラブの友達、ママとはランチや飲み会へ行ったりするママ友達である


でも、息子の態度から何となく状況を把握した。

近畿大会に向けて、今年も練成大会などあるらしい。12月の22日~25日。去年同様、彼らはクリスマスどころではないのだ。

おまけに、学校主催の「冬季セミナー」という勉強合宿には参加出来ないのだ。
息子と息子の友達は、「冬季セミナー」に参加したい旨を顧問の先生に伝えた。「冬季セミナー」は25日から一泊二日。それに参加する為には、練成大会の最終日を休まなければならない。
だが、他の部員の迷惑になると言う事で、練成大会欠席は却下された。息子の友人は、国立大学医学部を目指している。彼も、勉強とスポーツを両立させている一人だ。
高2の秋の大会が終わり、他の運動部所属の同級生は殆どクラブを辞めている。皆、予備校等へ通い、受験体制に入っている。



クラブを辞めないで頑張っているのは、「柔道部」「サッカー部」「陸上」「バトミントン」位だそうだ。

特に、「サッカー部」は「クラブを続けながら、皆で神戸大学へ行く


息子も多少なりとも焦りはあるようで、家庭教師の先生に色々相談しているよう。先生もまたスポーツ(バトミントン)と勉強を両立させながら、県立医大に入学された。彼は大学でもクラブの主将を務め、去年は全医大大会で個人の部ベスト4に残られた。
その先生のアドバイスで、息子は今までより1時間早く登校するようになった。毎朝6時に家を出て行く。毎朝、学校で勉強しているようなのだ。
クラブを辞めて勉強に専念する同級生と同じ勉強時間を捻出する為には、ゲームの時間を削り、睡眠時間を削らないと出来ないらしい。

どうやら息子は、顧問の先生の意見に従うようだ。「冬季セミナー」は諦めているらしい。顧問の先生は、なかなかの人格者である。私達夫婦もお任せするつもりでいる。
夫も、「柔道を優先させるしかないやろう。団体競技やからな。」と一言。
息子の成績が落ちに落ちた時も、「勉強出来へんねんやったら、スポーツだけでも頑張れ!頑張ったら何も言わん

彼もまた偉い。心からそう思う。

息子の頑張りを思うと、何故か胸が熱くなった。

後部座席で座る息子に、バックミラー越しに言った。
「I’m proud of you.」日本語では言えないからね。
息子は照れくさそうにクスっと笑ったよ。
結局は、親バカなんだよね~。
