すがわらギター&ウクレレ教室(マリア・デュオ クラブ)

MusicArt Society JAPAN
ネパールの恵まれない子供達に音楽的な支援をしています。

ぺぺ・Romeroコンサートで

2018年09月13日 | 音楽

アロハ・エスパーニャ・コンサート
行って来ました。

出演は:ぺぺ・ロメロ(ギター)、ダニエル・ホー(ウクレレ)

どちらも、ぺぺ・ロメロの息子、
ぺぺ・ロメロ・ジュニア製作のギターとウクレレ
を使用していました。

ぺぺの演奏は、さすがの美音と豊かな表現、
今年74歳らしいですが、幾つになっても衰える事のないしっかりした技術。
ダニエル・ホーもグラミー賞受賞だけあって、
ウクレレの枠にまらない音楽家という演奏でした。

どちらも素晴らしかったです。

それに、ギターもウクレレも美しくて鳴っていました。

舞台上でも「息子の作品のギターだ」と誇りを持って紹介し、
舞台に息子を呼んで、ハグしてキスして肩組んで、
正しい親子の愛情表現
をしていました。


息子と言っても、もう確固たる地位を築いている名工ですが、
彼の舞台挨拶の中で印象的だった言葉が。。。

「わたしが産まれた日に、
父ぺぺ・ロメロが病院に来て、バッハを弾いてくれた。
その音がずっと頭に残っていて、
私は今こうして製作家になったのだ」

なんという事でしょう。


それで思い出したのが、
わたしの愛する娘の言葉でした。

16歳、現在カナダ留学中ですが、

留学4ヶ月くらいの時に、電話でこう言ったのです。

「ママ、私はカナダに来て、気づいたことがある。
ここには、生の音 がない。
ずっと産まれる前から、毎日生の音楽を聴いて育ったのに、
はじめてここで生の音が無くて、淋しい。
わたしは音楽が好きだ。ギターも嫌いだったわけではない」

何という感動的な言葉でしょう!!
それで、わたしは泣きたいほどの喜びを隠しながら
電話ごしに1曲弾きました。
ホルへ・モレルのダンザ・ブラジレイラ

弾き終わって一言
娘「練習不足じゃん?」

「。。。。。。。。」


そう言うステキな娘のことを思い出しつつ、
ロメロの音楽にひたった
今宵ひとときの極上の時間でした。


会場では聖子先生にもお会いできたし、幸せでしたよ。



















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