manny

酒機嫌。

窓から賛辞が降ってきた。

2008年02月23日 | 酒機嫌
知り合いの住む
超高層超高級マンションに
おじゃました。
そしてわたしは
気づいてしまったのだ。
エレベーターで上に行くにつれ
意識がなんだかあやふやに
なってきた。
せっかくのおいしそうな手料理も
目をつぶって食べているようで
味がよくわからん。
ワイン1杯でへろへろに
酔ってしまった。
おかしい。おかしいんだ。
わたしのバイオリズムが。
高い。高すぎるんだ。
人間が生活を営む場所としては。
なんだか、踏み入れては
いけない領域に
踏みこんでしまったようで
なんとも、落ち着かない。
裸踊りでもしたくなるような感じ。
42階。
そこは人間がイッてもいい場所
なのだろうか。
ただわたしが貧乏性
なだけなんだけど。
裸踊りは思いとどまって
ワインのボトル片手に窓から
セレブバンザイ
と叫んでおいた。
4歳の子供が不思議そうに
わたしを眺めていたけど、
ぼうや、世の中にはまだまだ
秘密がいっぱいあるのだ。

遅刻の理由はネコとの会話。

2008年02月20日 | 酒機嫌
通勤途中に
必ず出会うネコがいて
わたしは勝手に
なめこ
と名前をつけていて
それは
綺麗ななめこ色
をしているからで
今日も出会ったんだけど
通りすがりに
おぇっ
ってネコが吐いた。
えぇっ
ってびっくりして
おいなめこ大丈夫か!
って話しかけたら
うぅ昨日呑みすぎてな
って言われて
おまえ酒強いなぁ
って言われた。
えぇっ
昨日隣の席の
見知らぬ人と盛り上がって
調子にのって日本酒を
呑みまくったけど
おまえそいつか!
そういえば
綺麗ななめこ色の帽子を
かぶっていた。
おまえけっこうかっこいいな
っていうかおまえオスだったんだ
あたしはてっきりメスだとばっかり
思っていたんだけどな。
楽しかったぜ
なんて言われて
また気が向いたら呑もうよ
って言ったんだけど
人間になれるのは一生に一度
だけらしくて
もう人間としては会えないんだって。
なんだか涙がでそうだ。

恋され隊員だ。

2008年02月19日 | 酒機嫌
女のコに
手作りチヨコを
いただいて
トリフをたてつづけに
ほおばったら
鼻血がでそうになって
あたし
女のコもイケんじゃないかと
思った。
同性でも素敵な人には
恋をする。
いや、変な意味じゃなくて。
いや、変な意味でもいいんだけど。

片想いがむくわれる日。

2008年02月12日 | 酒機嫌
むかし
ダサくてきらきらとしていたときを
共に過ごしたひとがおりました。
おとなになるその先を
わたしは
その先を
一緒に歩けなかったから
歩かなかったから
未練や寂しさに
気づいたら
なんだか負けた気がして
おりました。
チャドに
マイフレンド
と、連呼したのは
すべてに過敏な時期に
揺るがない
わたしを創ってくれた人を
自慢したかったからであります。
わたしは素直じゃないから。
むかしからずっといまも
ダサくてきらきらとしているときを
共に過ごせるひとがおります。

台風の日のわらわら。

2008年02月10日 | 酒機嫌
結婚式に行ってきました。
元同僚で、なんだかいろいろ
知っているので
笑えました。
人生最大の緊張であろう
チャペルに登場したその瞬間、
いっせいに笑いが波打ったのは
新郎の人徳でしょう。
わたしは披露宴でビンビール2本を呑み、
新郎の陰謀で急にマイクにむかって
あいさつをさせられ、
二次会の前に居酒屋でジョッキを3杯呑み、
二次会でさらに呑み、
楽しませてもらいました。
おめでとう、心から。

お洒落して行ったのに。
横浜のでこぼこした道の真ん中で
おもいっきし、
転んだ。
あし捻挫のあげく
ひざっ小僧から血がでた。
同伴者、笑いすぎ。
しっかりしろ
わたし。

恋多きひとは美しい。

2008年02月06日 | 酒機嫌
恋多きひとがいる。
それはたぶん、
気が多いこととは
似て非なることなり。
恋多きひとは美しい。

居酒屋の隣の席のサラリーマン。
サラリーマンAが
自慢気に浮気の話をしながら
俺って恋多き男だからぁ。
サラリーマンBが
俺は妻に恋してますよぉ毎日。

サラリーマンAと
わたしとお友達は
一斉におもわず
ほぉぉう!

なんだ盗み聞きかよ、
と笑われながら
ワインを1本
ごちそうしてもらった。
帰り道、
いやー今だけだよきっと。
うーんでも結婚して12年って
言ってたよ。
・・・・。
・・・・。
同じひとに
何度も恋をするってことも
恋多きことだなんて
思いもしなかった。