枯草色の広大な草むらに横たわり、かなたを見つめるクリスティーナ。
彼女はワイエスが28年間に渡って描き続けたオルソン家の娘であり、この絵は、小児麻痺で手足の自由を失ったクリスティーナが、我が家にむかって進む姿である。
右手奥に見えるオルソン家は実際にはもっと近くに位置するが、手足の自由がきかないクリスティーナにとっては、はるか彼方にすら見える。
自由に動くことのできないクリスティーナから見た、そんな狭くて広大な世界が、たくましく生きる彼女の後ろ姿とともに、一種の心象風景として描き出されたワイエスの傑作である。
オルソンの家
アンドリュー・ワイエス 海からの風
今日、愛知県美術館に「アンドリュー・ワイエス」を知人と観に行ってきました
館内に入り、音声ガイドを借りようとしたとき、係りの人が「一昨日、アンドリュー・ワイエス氏が亡くなったんですよ」と教えてくれました
・・・え?亡くなったんですか!・・・・絶句しました
91才だったそうです
ご冥福をお祈りいたします
ワイエスの絵は本当に素晴らしかった
緻密で繊細、そして大胆
自然、大地。。。自然と共に、強く生きている人々。。。時の流れ。。。命。。。
何気ない身近なものが絵によって主題となり息づいていました
「単純という事、イコール複雑では無いという事にはならない。
単純だからこそいろいろのものが内包されている。。。」
まさにそういう絵でした
3月8日まで、名古屋栄の愛知県美術館で開催されているので、ぜひ観にいってください
【離婚カウンセラーのつぶやき】
日本という国に生きていると、社会も、人の心も複雑で・・・
ワイエスの絵を観ていると、「生きている事」それが素晴らしいのだと感じました
過酷な自然、体の不自由なクリスティーナ。。。
全てをありのままに受け入れ、不平不満を言わず、強く生きている人々。。。
都会の暮らしから見れば、単純な農村の暮らしです
しかし、アンドリューが言うように「単純イコール複雑ではない、という事にはならない」
本当にそう感じました
何気ない日常。。。
しかし、よく見れば全てが美しく、息づいており生命に満ち溢れている
都会の人が忘れている事ですよね
毎日の暮らしに、不平や不満があるでしょう
でも、その不平不満の根源は何でしょう?
感謝の気持ちを思い出してみてください
今日もブログを読んでくれてありがとです
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