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イロドリ*コトゴト

京都でお芝居をしている何色何番(ナニイロナンバー)の片割れ、たかつかなのひとりごと。確実にひとりごと。

異世界のお話。

2012-03-26 22:59:19 | Weblog
そこは
とっても迫っていて、
とっても籠っていて、
とっても煙っていて、

ああ、異世界、だ。
と思った。

そこに居る人はみんな孤独で、
だから目の前の人を眩しそうに見ていて、
だから熱くてやさしい色をしていた。

明りの中で孤高に見えるあのひとは、
今までの人生をちゃんと感じながら歌っていて、
楽器も音も共に居て、

ああ、人間、だ。
と思った。



苦くて眩暈がして死にそうだったけど、
そこにいる人間はとても輝いて見えたから、
なんだか泣きそうになったから、
また行きたい。



もっと高性能なマスクを手に入れてから。ね。

灰空色街歩色

2012-03-23 18:01:04 | Weblog
置き去りにしてきた色々を、ふと思い出す。

のは、こんな空の時が多いかもしれん。


街行く人が少し下を向いていて、その陰を眺めながら物語を思い描く。

そうしながら、時折顔を覗かせる何か、
に、心が疼いてることに気付く。



重ねて重ねて、やっと思いあたる位の忘却ぶり。
にも関わらず、臨場感が心臓に乗り込んでくる。



空が灰色やからな。
街を歩いてるからやな。

と思う。




雨の日の楽しみ方。

世界の仕組み。

2012-03-23 01:00:06 | Weblog
広い世界であたしは自由になる。
深い世界はあたしに教えてくれる。
狭い世界にあたしは虜になる。


心は透明ではなくて、
全てを見渡すことが出来ない。
だから、
移ろいゆく確かなものを、
その手応えを、
ちゃんと再確認出来る形にして、
仕舞いたい。


ヘタクソなあたしはなかなか言葉をうまく使えなくて、
もどかしいけれど。
それでも形にしていく。

ただそれが触れられるものであって欲しいと願いながら。




この世界が届きますように。

理由。

2012-03-18 00:03:18 | Weblog
受けた痛みは確かに体と心に刻まれていて、
逃げようがない。
その傷とは付き合いながら、
生きてくしかない。

それは根っこを這っていつだって臨場感を持ち出せる。
しかも、自分だけでなく他者にも向かう。

自分が傷付いた、
ということは、
いつしか形を変えて、
他人を傷付ける理由に成り得てしまう。
という悪循環。


を。
止められるのは自分だけで。



長く、
我慢
という形で止められると思いこんでいた。
でも、
違った。
我慢
は、
いつか爆発する種で、
非常に厄介な癖になる。

と、
身を以て知ったので。



向き合う。
ために。


痛みを忘れないで
何度も反芻して体感し
なるべく冷静に距離を測り
丁寧に観察する

ということが必要で。
そうやって付き合っていく覚悟が漸く整ってきていて。




自分と向き合って生きていく。
という実感。
を感じる、もうすぐ節目。





いつかのための今日がある。
今日のためのいつかもある。

最近のこと。

2012-03-16 23:01:11 | Weblog
最近たくさんしゃべっていて、でも、なかなか尽きないもんなんやなあと改めて思う。
言葉は或る側面から観れば、事実や真実に成り得てしまう。
でも、単なる「代用品」やんなあ。と。
行動(動作)もおんなじで。
だから、言葉と行動が同じ方向向いてると、真実味が増して安心する。
決してそれが「そのひとそのもの」では無いんやけども。
それでもそこに近いまたはそこに及ぶ力を持っているから、「選ぶ」んであって。

あ。
選ぶ。というのも大変難しいことやけど、ほとんど毎日、毎時と突き付けられるね。
その時に大事なのって、いろいろで。
事実や真実も基準に入るけど、大体は好き嫌いや必要性や善悪やらで決まってくる。
目の前の選択肢から逃げても、いつだってまた違う選択肢の前に臆する。
勇気を以て、自分を信じたいもんだなあ。とか。ね。


読書は根っこから吸い上げる養分、おしゃべりは葉っぱで受け取る光と雨。
って、読書とおしゃべりばかりしている最近思ったことです。
ちゃんと成長します、よ。

たくさんインプットして、しっかりアウトプットします。





おとのゆめ

2012-03-11 15:32:47 | Weblog
一瞬を重ねて
一定の速さで
丁寧に触れて
全部を掬って
とにかく進んで

零れないように
溢れないように
とにかく進んで


そこには在るはずのない「絶対」が在って
そこには在ってはならない「失敗」が在って


でも
だから
その一瞬は
とても大事で


なのに
なんで
その一瞬を
外してしまったのか



重ね進む力

振り返る力

間で
見つけた








確かにそこは曇っていた









その灰色で全て理解出来た
のに
伸ばすべき 手 が無くて
叫ぶべき 声 が無くて



灰色が黒に染まり
一瞬と一瞬が全て止まる
のを
どうにも出来ずに


世界は崩れて
おとは弾き出された












あたしはあたしに戻った


あたしはひどく重い身体を持っていて
両手が動いて
声が掠れて
汗だくで


あたしは何も失っていなかった



手が在れば伸ばしただろうか
声が在れば叫んだだろうか
灰色 に
届いただろうか
世界 に
届いただろうか




引き離すことに時間の掛かったあの感覚は
確かに痛かったけど
愛おしかった
だから
悲しかった
だから




「掬え無くてごめん」
どちらの感覚なのか
曖昧なまま共有したい





記憶に残したくて、足りない言葉で代用します。


おとのゆめ。

思いがけず。

2012-02-28 18:46:46 | Weblog
ターニングポイント。

悩む。
天秤。
難しい。

現実逃避として本を読み始めると、あら不思議、いろいろと見え始める。

あたしは最近、自分に甘かったけど、大事に出来てなかったな。と気付く。

「あたしは一体何がしたいんだ?」

なんて根源を問うのならば、
まずはあたしを大事にして、
静かに優しく奥の方に居るあたしを見つめてみようと思う。

もしかしたら、
思いがけないあたしの本心が居るかもよ。
とか。


半身浴読書で汗かきながら、そんなことを思った。


どうでもいい、とか。
しょうがない、とか。
そういう言葉、使っても良いけど、ちゃんと愛を込めてね。
と改めて自分に言ってみる。











どこに行こうかな。

終わっちゃったよ。

2012-02-22 01:13:52 | Weblog
交換ノート企画(宴)にご来場頂いたみなさま、本当にありがとうございます。

色々試せた企画でした。
色々力不足を感じた企画でした。

いつだってあたしは全力疾走してんだなーと思います。

「なんでたかつさんはしんどいってわかっててそんなことすんの?」
ってよく問われるんですけどね、
簡単に言うと、もっと自分を信じたいからですね。

逃げるあたしの首根っこ捕まえて、
闘うあたしの気力を呼び覚まして、
あたしはもっとあたしになりたいんです。

現在よりちょっと先に行く達成感は何よりもあたしをワクワクさせる。ドキドキさせる。
人生を彩るのはこういう感覚なんだって思う。

芝居というツールはあたしをずっと前進させ続ける為にあるんです。

あたしにとって面白い芝居を作ることは目的じゃありません。
単なる方法です。そのための目標です。
目的はいつだってあたし自身に回帰するんです。
「今を一生懸命生きているか?」
そう聞かれたときに、ちゃんと応えたいんです。
過去のあたしのために。未来のあたしのために。

過去のために凝り固まるなんてクソクラエだ。
未来のために我慢するなんてクソクラエだ。
とも思います。

今、あたし生きてるよ!
今、めっちゃ一生懸命よ!
今、ものっそ真剣やで!

そう叫んでます。いつだって。それが楽しーい!のです。
手を抜いてる自分が一番キライです。
「足りない」って悔し泣きしてる自分が一番好きです。

今回は本当にいつもと勝手が違って右往左往しました。
なんていうか。
「当たり前」ってことに感謝しなきゃなって思いました。
何色何番はやっぱり村井さんが居てくれなきゃ実現しません。
あたしを愛してくれるキャストとスタッフが居なきゃ作品は成り立ちません。
改めて思い知りました。
そしてこの時期だからこそ、得て良かったと思います。




20代最後にして、最大の冒険をしました。
うん。
大冒険。
今まで積み重ねてきたものを確固たるものとして自信に繋げられるところがあります。
よかった。
まだまだ足りないなって思うところがあります。
よかった。
己の伸び代、見据えて、作戦練ろうじゃないか。
そんな気分です。





次回の何色何番⑬『渦中人魚~mermaid marble~』は7月です。
30代スタートを切るこの作品もまた、小さくて大きな挑戦をするつもりです。
もしも「手伝いたい」なんて思ってくれる人がいたら、メールください。
ゲスト扱いしてチヤホヤすることはできませんが、あたしの本気を手伝ってくれるのなら大歓迎です。




あー。
世界と遊んでる。






ありがとうございます。




もうすぐ本番です!(終わるまでトップ記事固定)

2012-02-20 00:12:17 | Weblog
交換ノート企画(宴)

『プラスチック★ガール』(プ) 脚本 たかつかな/演出 西真人(70分)
『鉄腕アイテム』(鉄) 脚本 西真人/演出 渡邉ⓒ憲明(60分)
『ちっさいほうの世界』(ち) 脚本 渡邉ⓒ憲明/演出 たかつかな(80分)

三人の脚本演出家がお互いの過去作品を交換しちゃう演劇 party!

2012年2月(日時指定制)
13日(月)14時~【プ】20時~【ち】
14日(火)14時~【鉄】20時~【プ】
15日(水)14時~【ち】20時~【鉄】
16日(木)14時~【プ】20時~【ち】
17日(金)14時~【鉄】20時~【プ】
18日(土)13時~【ち】16時~【プ】19時~【鉄】★
19日(日)13時~【鉄】16時~【ち】
※開場受付は30分前になります。自由席のためお早めにお越しください。

★18日(土)は各終演後に交流会を設けます。ぜひどうぞ。

会場*KAIKA
料金*前売1000円/当日1500円
3作品とも見れるspecial party券2500円
※各作品の1stは200円引きになります。

ご予約は近くのたかつか、utage_note@yahoo.co.jpまでお願いします。
(お名前/フリガナ/日時/枚数)


ちなみにやっぱり一番観に来てほしいのは、私が演出する『ちっさいほうの世界』です!(エゴ!)
でもどうせなら全部観た方が面白い企画になっているので、お時間の都合がつけばぜひ「specialparty券」をどうぞ!

お会いできるのを楽しみにしています。




この上、さらに。

2012-02-10 03:20:31 | Weblog
あたしはやろうとしている。

出来るかどうか。
は、
まずやらんとあかんねん。

見極めながら、
それを超えていく。

この上にあるもの。
その先にあるもの。

全部あたし。


わかってるよ、誤魔化してる部分。
知ってるよ、自分の弱さ。

それでもリミットが来るのなら、だ。








あたしは、さらに、