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3.11東日本大震災から5年

5回目の今日がまいりました。

毎日、復興への祈りを捧げているものの、いまだに仮設住宅で生活している方々もいらっしゃる。その歩みは遅いなあという感じはどうしても否めません。

自分に何ができるか、考え続ける人も少なくないと思います。
忘れたくないという思い。
忘れてはならぬという思い。

昨夜のクローズアップ現代で、ゲスト出演されていた作家の天童荒太さんがおっしゃったコメントが印象的でした。
亡くした大切な人をひとときも忘れることがなかったのに、最近は忘れる時間も出てきた。そのことに後ろめたさや哀しさ、悔しさを感じている人もいらっしゃると思う。でもそんなふうに感じないでほしい。今までは、その人の分まで生きようとか、その人の無念を晴らしたいとか、その大切な人との思い出に支えられていないと生きられなかった自分が、その支えがなくても生きていけるようになった兆しなのではないかと。亡くなった方も、生き残った人がそうやって独り立ちして歩んでいけるようになるのを望んでいるのではないかと思う──と。

被害に遭われた当事者の方々と、私のような直接被害に遭ったわけではない人々とでは、その感じ方は違って当然とも思いますが、せめて当事者の方々には天童さんの言葉を届けたいなと思いました。

そして周りの人間としては、物理的にも精神的にも復興へ向けて少しでも動けるように、日々の祈りとともに考え続け、あの震災と津波の教訓を風化させずに実行し続けていきたいなと思います。


余談になりますが、「クローズアップ現代」は今月いっぱいで一旦番組を終了してリニューアルされ、国谷裕子キャスターは降板されるとか。
実は仕事で結構長いことご縁のあった番組で、今回の出来事は非常に悲しく、国谷さんの降板に至っては大変残念に思っています。
直接面識があったわけではないのですが、画面を通して国谷さんのすごさにはずっと敬服していたので……(彼女は原稿を一切持たず、細かい数字まで全て暗記してメッセージを発しておられました。たまに資料的なものを確認することはあっても)

国谷さんの今後のご活躍、心から祈念しております!
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