映画『カラーパープル』

ブロードウェイミュージカルの映画化かと勘違いしていた私。お恥ずかしい！
　
実際は、スティーブン・スピルバーグ監督が、ピューリッツァー賞受賞のアリス・ウォーカーによる同名小説を映画化したのが1985年で、その後ブロードウェイでロングランヒットを記録したミュージカル版をもとに再映画化したものが今作だそうな。
　
ブロードウェイ版でもソフィア役を演じてトニー賞にノミネート、グラミー賞を受賞したダニエル・ブルックスが、同役で今年のアカデミー賞助演女優賞にノミネート！　
発表が待ち遠しいですね♪
　
ブロードウェイ版でも主人公セリー役を務めたファンテイジア・バリーノ、その妹ネティ役には実写版『リトル・マーメイド』アリエル役で記憶に新しいハリー・ベイリー、ともにすばらしい歌唱を披露していて、主軸となる姉妹の関係も印象深かった。
　
ほか、すべての歌にしても踊りにしても、とにかく生きる迫力がすごい！
　
今回、ミスター像が新解釈で造形され、贖罪的色彩が色濃い作品になったとか。
　
私は原作も知らず、前作映画も舞台も見ていないので、その違いというものは分からないけれど。。
　
40年前につくられた物語が今なお生き続けて差別や偏見の何たるかを問うてくることに、何ともフクザツな思いを重ねて観ていました。。