素肌のままで。

枝松直紀official blog

雨は時を越える

2008-03-16 17:21:41 | Weblog
雨のCITYは鬱々しい
湿った満員電車ほどつらいものがあるだろうか。
しかも季節はずれのコートを着ているせいで蒸し暑い。

もう三月半ば。
大好きな春がやってくる。
その準備段階としてこの湿気もふがいないが甘んじて受け止めよう。


“春は、あけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは 少し明りて紫だちたる雲の細くたなびきたる

なんて美しい歌だろうか。
これが日本人の歌だよなぁ
心にじわっと浸透して イメージする映像と思い出がリンクして もどかしい気持ちになるんだよなぁ。
俺がその時代の人間ならきっと歌人になっていただろう。
もしくは大好きな歌人のうたをききに毎夜出かけていただろう。

「結構でございます」
とご満悦の表情で岐路についていただろう。

平安時代にもこんな風に雨が降っていたのだろうか。
湿気と人ごみの中で何を思っただろうか。
華やかな街の片隅に、傘をさして一人たっているあの人は、一体何を考えていたのだろう。

足元が濡れている
家に帰るころにはもうびしょ濡れ
まいったなぁ

案外いまの俺と同じような 気持ちだったのかも知れないなぁ


時を越えて、雨はいろんな事を思わせる。


/mame

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2 コメント

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Unknown ()
2008-03-17 01:36:58
この歌 私も すごく好きです。
いつかの日に見た朝焼けが まさに この歌で詠われているような情景のようで すごく感動したことがあります。
日本のことばって いいね。

話は さかのぼりますが センチラインの解散 すごく残念です。
それを知った時は あまりにもショック過ぎて 現実を受け入れることが出来なかった。

もっと ライブに行きたかったなぁ…。

でも CDは ほとんど持ってるよ。
センチの曲 いつも聴いているよ。

センチの『雨』って曲 好きだよ。
(『僕の住む街』いいアルバムだね。)

センチの音楽にある 心地よい優しい透明感が 好きです。
センチの曲は 雨の日とか 晴れた日の夕暮れ時に聴くと すごく心に染み込みます。

枝松さん ソロ活動されてるんですね。
いつか聴きに行きたいな。
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Unknown (いちご)
2008-03-17 07:30:34
mameくんおはよう。
わたしも春が大好きです。
なんかウキウキするよね☆

この歌も好きやわ。暗記させられたなぁ…懐かしい(笑)
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