踏まれる痛さと引きずられる幸福。

早朝。

ふっと目が覚める。

まめじろうはどこだと
見まわすと・・・・

めずらし
自分のベッドにいたんだ


そかそかと
ふたたびまどろむ。

すると・・・・

イスからこっちへ
のしのしと移ってくるまめじろう。

ぎゅうぎゅうと
髪の毛を踏まれる痛み。

ふわふわでたるたるのお腹を
引きずられるヨロコビ。

そして・・・・

まめちんがっ


わたしの脇に・・・・


戻ってキターっ

ぶぅぶぅと喉を鳴らす
まめじろうさん。

ぬくぬくで、ふわふわで・・・・

せっかくなので
オヤジに記念写真を撮ってもらう。


オヤジ：「まめちん、
　がんばってるんだね」


どぉ？いいカオしてる


オヤジ：「どうだろ」

じゃ、まめちん、
そろそろ起きましょうか？

・・・・

ま、別に急ぐ用事もない
休日なんでね

そっと腕をひきぬき
起きあがる。

で、そのまま放ってあるのだが・・・・


まだ起きてこないっす

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