彼は思い込んでいる。

ところでコレ、昨夜の話なのだが・・・・・

珍しく昨夜は、オヤジの方が遅くまで呑んだくれてましてね。

だいたい普段は、同じ量でも
呑むのが遅いわたしの方が後になるのだが・・・・



歯磨きを済ませ、先にふとんに入らせてもらう。


って、まめちん
そんなところで何やってるの？
　　　
あぁ、そう




ふとんの足元で、リビングを眺めるまめじろう。
　　　
これがわたしであれオヤジであれ
まめやんは、こうして最後の人間を待つことにしておりましてね

　　　
全員そろわないと、ダメなんだそうで・・・・・

　　　
自分のことを、家長とでも思い込んでいるのだろうか？


ねぇ、まめちん？
そんなに気になるなら、迎えに行ってくればいいじゃない
　　　
行って早く呑んで早く来るよう、言ってくれば？

　　　

　　　
えぇ

いや、そりゃもぉあたしは
すっかり寝る体勢に入ってますし
　　　

　　　

　　　
行ってらっさい

　　　

　　　
・・・・・・・・・・

　　　
その後、ひとりウトウトまどろみ始めていると・・・・・




オヤジ：「まめちん、すぐ来るからもぉ入ってて」
　　　
あれ・・・・？オヤジは？

　　　
あぁ・・・・・そう




ドアの内側でまめじろうは・・・・・
　　　
オヤジ：「トイレトイレ すぐ行くから」


まめちん、すぐ来るって言ってるんだから
あんたも もぉ寝たら？
　　　
なんで・・・・・・・？

　　　
やっぱり、全員そろわないと

家長としての役目が終わらぬらしく・・・・・・
　　　
まめじろうは、ドアの内側で・・・・・

　　　
オヤジの様子を窺いつづける

　　　
オヤジ：「おまたせ ごめんごめん」

　　　
オヤジ、パン一での登場なので
修正させていただいております
　　　
オヤジ：「は～い」

　　　
・・・・・・・・・・

　　　
おかしなネコなのである

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