ぬれてるタタミ。

朝・・・・・・目を覚ますと、目の前にまめやんの顔。


見つめていると、気配に目を覚まし、真っ黒な目を向けてきた。


昼間のかわいくない糸目とは違った
真ん丸でくりくりした目を眺めて癒された後、
起き上がり電気を点けて気が付いた。
　　　
あれ？



近づいてよく見てみる。
　　　
なんか・・・・・シミ？

　　　
なんか・・・・・濡れてる





そんなコトやってるわたしを踏みつけ、
オヤジに朝のご挨拶に向かっていたまめじろうに声をかける。
　　　
まめちん　このタタミ、なに

　　　
そう　畳　なんか濡れてるんだけど

　　　
なにって、トボけんじゃないわよ

あんたのベットのすぐヨコなんだぞ
　　　
垂らしただろ

　　　
あんたのヨダレ以外、考えられないじゃないか

　　　
きぃ～っ

そんなしょうもないコト、どこで覚えて来たんだ


だいたい、朝、目が覚めたときにおまえさん、
ベットのふちにアゴ乗っけて寝てたけど
それがちょうどあの位置だったはずだぞ
　　　
たりぃ～って、ヨダレを垂らし落として寝てやがったのか

　　　
乾いてもニオイは残るだろ

おまえ、あとからふんふん嗅がないでくれよ
　　　
・・・・・・・・・・・




まめちん？
そのおクチの黒いパッキン、ユルユルになっちゃってるみたいだし
そろそろ交換時期なのかもしれないね

どこで売ってるのモノなのかな？

おかぁさん、買ってきてアゲルわ
　　　
・・・・・・・・・・・

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