持久力が無い。

そういや昨夜、いつも通り呑んだくれていたら

寝室からじろうさんの声がする。

「あぉ～ん」

だんだん大きくなってくる鳴き声。

夜中にこれ以上叫ばれては、近所迷惑である

しょうがないので、寝室を覗きに行くと・・・・
　　　
ぬぉぁっ

　　　
なんだよ、その目はっ


要するに、「遊んでくれ」と言っているのであるが
こんな夜中に“恐怖刺激ごっこ”をするわけにはいかない

仕方なく、ニャンだろう光線を取り出して・・・・
　　　

すでに電気毛布を点灯させてある、おふとんの上で走らせる。
　　　
狭いふとんの上を、ぐるぐるぐるぐる・・・と走らせて、

　　　
少しすると・・・・

　　　
体力の限界で、あとは見てるだけ～


それではこちらがつまらないので
おもちゃを片付け、テーブルへ戻るのだが・・・・

また、「あぉ～ん」

も、ほんっと、勘弁して


寝室を窺うと・・・・・
　　　
・・・・・・・・・・・

　　　
いや、まだ、遊んでやるなんて
ひとことも言ってないし

　　　
ぬぉぁっ

　　　
だから、まだおもちゃ、持って来てないし


しょうがないので、再びニャンだろう光線を取って来る。
　　　
しっかり追いかけて、さっさと遊びを終わりにしておくれ

　　　
うんうん、楽しいかい？


って・・・・・
　　　
もぉ見てるだけなのかよっ

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