万事塞翁が馬 闘病記

日々を楽しく生きるため。できるだけ前向きな事を書いていきたい。

考えさせられる話

2007-11-30 23:26:42 | Weblog
「人間の絆」 モーム著

この本の中にこんな話がある。

昔、東方のある国の王が、「人間の歴史」を知りたいと思った。
王は学者に命じて、書物を集めさせた。学者は五百巻の書物を選んで宮廷に運び込んだ。だが政務に忙しい王には、とてものことにその五百巻の書物を読む時間がない。そこで王は学者に命じてその五百巻を要約した書物をつくらせた。

二十年ののちに学者は五十巻の書物を宮廷に持参した。王は、そのときには時間の余裕ができていた。けれども、二十年の歳月は王の気力を減殺していた。五十巻もの書物を読むのにうんざりした王は、再びそれを要約し、圧縮するようにと学者に命じた。

それから二十年後、白髪になった学者が一巻の書物を持って宮殿にきた。たった一巻である。しかし、そのときその一巻の書物すら王は読むことはできない。なぜなら王は死の床にあったからである。そこで学者は、死にゆく王の耳にこう語った。

「人は生まれ、苦しみ、そして死にます。王よ、これが人間の歴史です。」

それを聞いて王は莞爾と笑って死んでいった。  という話です。

モームはこの東洋の逸話をきいて悲観はしなかった。逆に楽になったといっている。「人生の意味など、そんなものは、なにもない。そして人間の一生もまた、なんの役にも立たないのだ。彼が、生まれてこようと、こなかろうと、生きていようと、死んでしまおうと、そんなことは、一切なんの影響もない。生も無意味、死もまた無意味。」そう悟った。今こそ責任の最後の重荷が、取り除かれたような気がした。そしてはじめて、完全な自由を感じたのだった。

そうモームは語っている。なかなかおもしろい。



地球が丸い?

2007-11-30 14:48:21 | Weblog
んなばかな。地球は回ってる?頭大丈夫?

って言われてもおかしくない大発見。そんな発見がそろそろまたあってもいいんじゃないか?

お前それ嘘だろ?そしたらおれたち永遠に幸せになれちゃうよ?みたいなw




どういう老い方死に方が理想か

2007-11-29 16:50:38 | Weblog
社会に役立つ人間こそ価値がある。そういう風潮が日本にはある。まるで人間より社会の方が大事であるかのようないい振り。だったら社会に役立てなくなった老人はなんの価値もないのだろうか。

残念ながらその通りなんだ。今の日本は老人に冷たい。高齢化、高齢化といってまるで邪魔者扱い。老人がなにも声をあげないから満足してるとでも思ってるのだろうか。僕は心の中で老人たちは悲鳴をあげてると思ってる。「なんのために生きてるのか」そんな風に。

終わりよければすべてよしという言葉がある。逆をかえせば悲惨な今の日本の状況を表すことになる。老人が幸せな国こそ理想的だと僕は思ってる。

じゃーどうすればいいか。まだ考え中だ。ただ定年まで社会に奉仕して残りかすのような人生を送るのはまっぴらだ。絶対やだ。死ぬ寸前まで社会に役立つことができるならこんなことは考えないんだがな。




こんなことを思ったりする

2007-11-29 11:05:04 | Weblog
もし宇宙に生命が誕生しなければ宇宙の存在になんの意味があるだろう。膨張して消滅するだけ。もしかするともう何回もビッグバンが起こって消滅してを繰り返してるのかもしれない。

そのビッグバンに違いがあるだろうか?おれはものすごく嫌なことを思いついた。無から宇宙Aが誕生してまた無に帰った。そしてまた無から宇宙Bが誕生した。この宇宙Aと宇宙Bに違いはあるだろうか。どうもなさそうな気がする。全く同じことが繰り返されるのかもしれない。どうしようもないなwじゃーおれって一体?

宗教と哲学

2007-11-28 17:28:03 | Weblog
宗教と哲学の大きな違いは、宗教は幸せを求めてるのに対し、もはや哲学は幸せを求めてないところだ。真理を知ることに対する渇望は人間の幸せを求める力よりずっと強い気がする。実際僕は幸せよりそっちを求めてる。いや知ることによって永遠の幸せを求めてるのかもしれない。

哲学の至上命題は自分とはなんなのか?死んだらどうなるか?の2つだと思う。どちらかの答えがでれば自ずともう一方の答えがでそうだ。

自分とはなんなのか?原子の配列が意識を生み出すとはどうも思えない。もしそうだとするとなにも無いところから意識が生まれるわけだ。一体それは誰なのか?

そもそも意識は区別できる。区別できる理由は構造の差異だろうか。空間的な座標の差異だろうか。

おれがおれを動かしてる理由は必ずある。黄熱菌が電子顕微鏡でしか発見できなかったように、なにか決定的にツールが不足してる気がしてならない。まだ人間が理解できるレベルに達していないのか。ちくしょー。なんだこのジレンマは。

おれがおれである理由

2007-11-28 08:54:24 | Weblog
この頃それはわからなくてもいいと思い始めた。だって不思議すぎる。ずっとずっと考えてきたけど全くわからない。それは即ちその部分に神様の存在が期待できる。

「狂いのすすめ」ひろさちや著 これすごくいい本です。わかりやすく生き方の指針を与えてくれる。






独生独去

2007-11-28 07:11:14 | Weblog
っていう言葉がある。人間は根源的に孤独だということ。孤独でも大丈夫な人間になりたいな。揺れない心。やっぱおれ宗教に興味があるな。仏教と聖書学んでみよう。