アナタが居て私がそこに居た…

当ブログは管理人*魔禰(まかね)*の生きた足跡と死ぬまでの言い訳の記録です
また御依頼があれば絵描きます(無償)

スマイルフェイス

2006年09月01日 11時39分40秒 | 僕のココロ
昔僕の顔は酷く歪んでいた
まるでその形相はアクマのように恐ろしげに歪んでいた。

僕は生きていく事を決めた日、自分の顔を砂で作ったお面で隠した
作っては日毎に乾燥し、崩れるお面・・・
僕の歪んだ形状の顔にお面が耐えられなくなっていく
だからお面は自然と壊れる・・


試行錯誤を繰り返しながら必死にお面を作ってきた。
いつかそのお面が人を救う日を信じて。。。自分を救う日を信じて。。。



気が付いた時には、醜く歪んだ表情の上に砂のお面は引っ付いていた


はがれる事も無く顔に食い込むように融合してしまった
気が付くと僕に後戻りは出来なくなってしまった。

歪んだ醜い顔を心の中で飼いならし、陰湿な嘘で固めたお面をかぶり
私は日々人を騙し陥れていた。

「もウ、コレがジブんナンダァァあァ・・」

真実を隠し、嘘を塗りたくったものが真実となってしまった日。
僕の中で「何か」が音をたてて壊れていった。

虚言を許さない自分の中で、虚言こそが真実に定義されてしまったのだ
僕はお面をつけて笑っている。 僕はお面を意識して笑っている。

どうしたら心地良い笑顔に見えるのか?

どうしたら屈託の無い笑顔に見られるか?

どういう笑顔ならみんなが安心をするのか?


私は意図的に笑う事を覚えてしまった・・
それが大人だと言うなら、私は大人になんかになりたくなかった。


誰かに気付かれてしまったかな?
僕の本当の顔を?
誰かにばれてしまったかな?
僕の顔がお面である事を・・




僕の顔が・・僕のものじゃ無い事を・・


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1 コメント

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大人と子供 (迷犬すず)
2006-09-01 17:12:12
思ったことを何も考えずに話せるのは4才くらいまでかな、年長さんになるともう大人の顔色をうかがいながらしゃべってます。

嬉しいか,悲しいかは顔をみればわかりますけど,



何才から心と体が別々に動く様になったのでしょう!
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