舞日新聞

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●キリハス共和国、同国初の登山協会設立を発表

2005年09月09日 | 海外
■9月7日【海外】
 6日、南太平洋の低地諸島キリハス共和国が同国初になる登山協会の設立を発表した。
 空前の登山ブームに沸いている同国では今年7月までに大小の登山団体が乱立したが、そのレベルは様々で、登山中の滑落や道迷いなどの遭難が後を絶たず、国民から非難の声が上がっていた。
 これを受けて、同国スポーツ省が各登山団体に統一団体設立を呼びかけたところ賛成の声が多数上がり、6日の設立総会において満場一致で登山協会の設立が決定した。

▽用語解説──キリハス共和国
 南太平洋に位置する大小二千の諸島で成り立っている共和国。首都はタワワ。公用語は英語。
 総人口9万人。主な産業は観光と漁業。海洋性気候で年間気温変化無し。
 日付変更線に最も近く、世界で一番最初に日の出を迎える国としても有名。
 国土の平均標高は2メートル。最高地点は25メートル。

▽同国に登山を広めたナット・コールさん(35)の話。
 英国からキリハスに移住したのは03年。長年の地道な努力が実って嬉しい。
 この国は自分のような高所恐怖症にとっては天国のような所だ。これからもこの国で登山を普及していきたい。残念なのは、最も高い山であるフェニックス山が地元の人に聖なる山とあがめられているので登山禁止になっていることだ。これについては、有力者に対して地道に説得を続けてゆくつもりだ。