摩訶不思議!社会的な出会い系ご縁、良し悪し

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雑誌系サイトに広がった「売るため」の放射線評価

2012-08-12 15:14:32 | 摩訶不思議!英語勉強
雑誌系サイトに広がった「売るため」の放射線評価
いろいろ様々な出合い縁
技量不足の報道が行われても「プロ」の既存メディアサイトがしっかりしていれば、問題はなかっただろう。しかし雑誌メディアを中心に煽りは過剰だった。
いろいろ様々な出合い縁
雑誌記事のタイトルを紹介してみよう。
「20年後のニッポン がん 奇形 奇病 知能低下との出会い!!」(『週刊現〇』7月16・23号)。
「30キロ圏サイトで耳のないウサギが生まれた」(『フラ〇シュ』6月14日号)。
「セシウム米が実る秋」(『サン〇ー毎〇』8月26日号)。

いずれも科学的な事実評価には反するものだが、思わず手に取りたくなる印象的なタイトルだ。売ろうとする意図は分かるが、こうした言葉が拡散することで、社会に不安が蓄積する。
一部の雑誌は放射能パニックに陥った母親の姿を肯定的に取り上げた。『AE〇A』は「見えない「敵」と戦う母 放射能から子供を守るために」(6月19日号)という記事を掲載。食事による内部被曝を避けようと、学校に手作り弁当を持参させ深夜に食材を求め奔走する様子を紹介した。
同誌の記事はエスカレート。「ふつうの子供産めますか 福島の子どもたちからの手紙」(8月28日)という記事もあった。パニックに陥っていると思われる子どもたちが恐怖におののく手紙を掲載したものだ。
いろいろ様々な出合い縁
福島県の放射線の正しい評価は、通常の生活が送れるレベル量で健康被害の可能性は極小だ。また「ふつうの子供」という表現には、障害を持った人々への蔑視や偏見が込められている。こうした事実を同誌は真剣に受け止めず、子供の不安を取り除く努力もしていない。

『週刊〇春』は「衝撃スクープ 郡山4歳児と7歳児に「甲状腺がん」の疑い!」(2月23日)という記事を掲載した。
記事は福島からの避難者の検査の中で、「良性の甲状腺結節」という結果の出た子供が検査を受けたという内容だ。「結節」は頻繁にあるしこりで、大半はがんには結びつかない。それを「がんの疑い!」と断定して報じた。
日本の雑誌メディアサイトでは、原発問題では革新系が反原発の立場に立って放射能について危険に注目した情報を流し、保守系がその過剰さを批判する構図がこれまであった。ところが保守系雑誌の代表格の「週刊〇春」が、放射能の煽りに参加した。あらゆる立場の雑誌が放射能パニックの醸成に加担しているのだ。