ようこそ マイアミへ

とても美味しいコーヒーとランチを用意して お待ちしております。

令和五年四月の俳句会

2023年04月06日 | Weblog

兼題「桜 花」

白鳳の塔の相輪夕桜

        夕暮れて古刹静もる花の雨

             花冷えやランプの店に誘わるる

     西行の句碑を掠める糸桜

           猿沢池の芽柳の影揺れゐたり

              鹿せんべいもっともっとと春うらら

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令和五年三月の俳句会

2023年03月09日 | Weblog

兼題「水温む」

   朝明けの飛鳥の川の水温む

塔映し猿沢池の水温む

   日暮れ待つ人の蠢くお水取り

  水温む人数多なる釣り堀に

     近江富士の近く見ゆる日鷽の声

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令和五年二月の俳句会

2023年02月21日 | Weblog

兼題「寒」

  寒牡丹染井の井戸の蓋重し

    向き合って素知らぬ顔の寒鴉

     ボンネットに光る猫の目寒の夜

      凍てかえる水面に塔の影落とし

静寂の壬生寺の舞節分会

篁に風ふきすさぶ梅一輪

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令和五年初句会 兼題「初の俳句」

2023年01月14日 | Weblog

兼題「初の付く句」

朝明けに星の残りし初御空

初水の柄杓のくぼみ泉涌寺

   くくくくと初鳩の声こぼれおり

初泳ぎ水の重たきあと二百

   志野椀の葛湯両の手一人の夜

大絵馬に跳ねる兎や朝の雪

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令和四年十二月俳句会

2022年12月18日 | Weblog

兼題「歳の暮」

 歳暮るる茅葺宿に夕陽射す

薬草の発祥の地や歳の暮

   何一つ変わらぬ日々や歳くるる

散紅葉色つらなりて室生川

  良き日和塔にかかりし冬紅葉

2022年最後の句会メンバー全員変わりなく
楽しい句会になりました 仕事もゴルフも健康
のためにスポーツクラブの水泳も頑張ります
2023年もよろしくお願いいたします。

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令和四年11月俳句会

2022年11月24日 | Weblog

兼題「風呂吹き」

   風呂吹きやかまどの湯気の二筋に

風呂吹きや賑わう宵の先斗町

  釈迦堂の湯気立ちのぼる大根煮

 街路樹の色豊かなる今朝の冬

 佇むや木の実の音のおちこちに

  大和路や戸毎に柿のたわわなる

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令和四年十月の俳句会

2022年10月14日 | Weblog

季題「秋の虫」 


         ちちろ鳴くかすかに湿る宿の下駄      


 虫の音や寂光院への畔の道 


蟋蟀か和室の隅に何処より 


虫時雨中途半端に閉じる窓 


       箕面川の秋澄む音となりにけり      


 秋桜や明日香の村をツ-リング

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令和四年九月の俳句会

2022年09月17日 | Weblog

兼題「重陽」

 重陽や輪島塗なる夫婦箸

  白鳳の書院を抜ける秋の風

 初紅葉修理始まる仁王門

   重陽や龍に手を打つ大徳寺

三体の蔵王権現菊の酒

 

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令和四年八月の俳句会

2022年08月11日 | Weblog

兼題「日焼け 潮焼け」

        風受けて日焼けの車夫と奥嵯峨野

   合宿の日焼けの笑顔歯の白し

  高速道路右腕赤く日焼けせり

青空や糖度の高き西瓜買ふ

模様替え日焼けの畳一畳半

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令和四年七月俳句会

2022年07月09日 | Weblog

兼題「夜の秋」

   竹薮の葉擦れかすかに夜の秋

   夜の秋睡魔の襲ふ二ページ目

小窓より羽音密かに夜の秋

篁に透ける明かりや夜の秋

朝顔の蔓うだつへと届きをり

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令和四年六月の俳句会

2022年06月19日 | Weblog

兼題「栗の花」
 栗の花匂ふ夜道の下駄の音

栗の花鞍馬の駅舎覆ひけり

    栗の花閻魔黄泉への井戸暗し

栗の花六道の道さまよへり

  炎天下ゴルフボールは池の底

     夕暮れの帰路を急ぎしはたた神 


 久しぶりの京都の中心六波羅蜜寺 
空也証人 平清盛そして六道の道 珍皇寺
その他ゆっくりと散策してランチして
京都は最高ですね

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令和四年五月の俳句会

2022年05月14日 | Weblog

季題「夏一切」 

   風薫る水面に影の浮御堂

      庭先に散るをこらへる白牡丹

        白鳳の塔の水煙風光る    

       尼寺やまばゆき白の花水木
 
   梔子の香りの続く夜道かな

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令和四年四月の俳句会

2022年05月14日 | Weblog

季題「春の花一切」 

     花曇りランプの店に二人かな

      夕風にもつれてゐたり柳の芽

        崖超えの九番ホール花馬酔木

       武家屋敷芽柳の影揺れてをり

 菜の花や酒蔵並ぶ旧街道

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令和四年三月の俳句会

2022年03月26日 | Weblog

兼題「巣箱 鳥の巣」

 窓開くる部屋の正面燕の巣

   燕の巣土間に出入りの穴ありて

     ゴルフ場のヤードを示す巣箱かな

 ボンネットに足跡残る猫の恋

梅林の短冊風にうらおもて

     去年の巣をリノベーションの燕かな

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令和四年二月俳句会

2022年02月09日 | Weblog

兼題「淡雪 はだれ雪」

淡雪を駆け抜けて来る児の頭

  牡丹雪地につくまでを遊びつつ

赤レンガの続く港やぼたん雪

はだれ雪忘れし事の多かりき

  淡雪やカナダよりロッキーの便り

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