ぽ
味ぽん
小沢昭一 / 宮腰太郎「イケイケ・どんどん 小沢昭一的こころ」新潮文庫
チャールズ Ｍ．シュルツ / 谷川俊太郎 訳「A Peanuts Book Special featuring SNOOPY ～スヌーピーの１３３面相」角川書店 ※
※JOE COOL
新型コロナウイルス感染予防のため、スーパーやコンビニなどのレジに
飛沫感染を防ぐための簡易パーティションが設置されだした。
また、極力他人との接触を避けるため、お金の受け渡しはトレーを
介して行う店も増えている。
コロナ禍で他人との距離感も、今まで経験をしたことがない感じになって
きつつある。
ある店で支払いをしようと、現金とポイントカードをレジのトレーに置くと
「ポイントカードは裏返してください。」とレジにいた若い店員が言ってきた。
いままで、そんなことを言われたことがなかったので「？？？？」と戸惑っていると、
彼女はもう一度、カードを裏返してくれと言う。
ははん、これはカードの裏面に、スキャンコードがあるので裏返しにして欲しいと
いう意味だなと察して、裏返すと彼女は「ありがとうございます。」とすかさず
バーコードリーダーを近づけ、ポイントカードの読み取り手続きをした。
数日前までは、お店の人にカードを出すと、その人がカードを持って読み取り手続きを
していたのだが、どうやら変ったらしい。
読み取りが済むと、「カードをお取りください。」と促す。その間、彼女はカードに
一度も直接触れようとはしなかったが、そのことについての説明は何もなかった。
そして、ビニール手袋をした手でトレーからお金を受け取り、お釣りとレシートを
トレーにもどし精算が終わり、彼女は《私が触った》商品を袋に入れた。
私が、パーティション越しにカードとお釣り、そして袋に入った商品を受け取ると、彼女は
満面の笑顔（かどうかは、マスクをしているのでわからなかったが）で「ありがとう
ございます。又お越しくださいませ。」とお決まりの挨拶をくれたのだが「・・・・(゜_゜)」
これって〈この時期、感染の恐れがあるかもしれないので、ホントは客の持ち物には一切
触りたくないのだけれど、売れた商品やお金（代金）は仕方が無いから触り（受け取り）ます。〉
といった感じ丸出しで、リスク回避とは名ばかりの支離滅裂な接客態度に見えるんだけど･･･。
「カードはダメで、なんでお金は触って大丈夫なの?! 商品はいいのか？」と心の中で思い、
この先一体どうなってしまうのだろうと途方にくれ店を後にした。
【支離滅裂】
ばらばらでまとまりがなく、筋道が立っていないさま。
