カルトなさんぽ？

数日前の事ですが、

小春日和の日差しに誘われTシャツ一枚で近所の水辺まで散歩にいきまして。

まず目にしたのが道の脇のミカンの畑。（果樹園とかミカン園とまではいかない規模のものです。）

するとネットの向こうには、たわわに実ったデコポン！

たしか、ここの農家は甘夏栽培だったはず。。。そっかーデコポンに切り替えたのかー。なんて思いながら歩いていると。。。

道に横たわる線。。。否



全長1.2mほどの黒光りのカラス蛇。
しかもこいつ近づいてもいっこうに逃げない。のんびりひなたぼっこ。

のろのろと茂みに隠れる世の嫌われ者君をあとに、この秋はじめての水辺に（徒歩５～６分の場所だと言うのに、人間、用事の無い場所には行かないものですわ）。。。

いつもですとこの時期、越冬の水鳥たちでにぎわうこの水辺。
予想はしていたのですが。。。水鳥一羽も見当たらず。。。

実は現在、数年前の水害のせいか、水門の工事中！

水門できて静かになった来年の冬。。。水鳥達、帰って来てくれるんだろうか？。。。なんてことを考えながら水辺の公園（写真右手）まで、てこてこ歩き。。。そして。。。

上の写真でも見える四阿（あずまや）で不思議なものを発見。

四阿のテーブルの上に一冊の本が。。。

あたりを見渡しても誰の姿も無く、水門工事の現場さえも休憩中なのか誰もいない。。。。

誰の本？

しかも本はテーブルの中央に測ったかのようにきれいにおかれている。

誰かが忘れたものを、別の人が見つけ、雨風しのげるこの場所に目立つようこんな置き方を。。。？。。。

近づいて本のタイトルを見て。。。また妙な感じ。。。


「約束された場所。。。」それって。。。ドコ？。。。ココ？

なんて考えつつ帰路につき、先ほど黒い蛇がボーダーラインのように横たわっていた場所あたりまでくると、工事現場の休憩が終わったのかショベルカーがいきなりうごきだした。

。。。。不思議な感覚。。。

家に帰り、本のタイトルも気にかかるし、何処かで聞いた気もする。。。ってんで、その夜、検索してみると。。。

村上春樹が地下鉄サリン事件を取材して書いた本だと解り。。。またちょっと妙な感じ。

ほんの15分ばかりの散歩で。。。誰とも出会わなかったけど、こんな出会いがあるなんて。。。

チイさんもここいら散歩すりゃいいのに。