Asato-log

 沖縄で生まれて大阪を経て、現在NYで子育てと踊りの毎日です。最近弁当も始めました。

「VAN GOGH and the COLORS of the NIGHT

2008年11月26日 | Review
少し前にMOMAに行ってきました。

 太陽の人ゴッホは心を慰めてくれる夜景を描くことに生涯憧れを持っていたそうです。そしてそれを描くためには観察と記憶とイマジネーションを使わなければならないと、沢山の本を読み、夜景に関する詩を抽出してイマジネーションを蓄えていたということです。

ゴッホといえば「ヒマワリ」「自画像」からイメージされる黄色・オレンジ・茶色の絵を描く人。というド素人な知識しかなかった私は「The starry night」でのゴッホの描く夜空に圧倒されました。それは藍色に渦巻く空と輝く星が夜と時の流れの深さをファンタスティックにそして少しの狂気をもって演出して
いました。
 MOMAでは他にもたくさんの有名な芸術家達の作品が展示されていますが、私が彼らに共通して感じたことはデッサン能力の素晴らしさです。素晴らしい絵はデッサンの時点で既に何かを語りかけています。基礎って大切なのですね。