Asato-log

 沖縄で生まれて大阪を経て、現在NYで子育てと踊りの毎日です。最近弁当も始めました。

出会い3

2009年04月16日 | Alan Danielson
 あれからもう6年、時の流れはあっという間ですね。今でも私は彼のクラスを受け続けています。初めて誉められたときはいつだったかもう憶えてませんが、嬉しかったと言うよりもコツをつかんだっ!!という方が強くて一気に目の前の世界が広がるような気がしました。それからは自分の体マニアになりつつあります。

 「クラスで自分に与える課題を、他のクラス(バレエやコンテ)のクラスでも意識する事。」これを毎日繰り返す事で何かが見えてくるようになりました。そして「他のクラスで注意される事も結局は同じ私の欠点だったりする」という事実にも気がつきました。
 よく、私はバレリーナだからモダンは合わないわっ・・・とか、モダンの人間はバレエなんてチャライ(多分表現間違えてます)・・・的な事を良く聞きます。私が思うにそういうことを言えるのは一握りの一流の人達であって、私達雑草にそういう先入観は必要ないのでは?その先入観がダンサーとしての幅を狭める事になるかと思います。


 私とアランとの「出会い」はこんな感じでしたこれからもこのブログでクラスの様子について、どんどんUPして彼のクラスのよさを伝えていきたいな~と思います






出会い2

2009年04月13日 | Alan Danielson
 さて、どうしたらあのクラスを攻略できるのか・・・数日他のクラスを受けながら考え続けました。

  そして・・・


 まず、なりふり構わず動いてみよう!そうすればいつの間にか出来るようになっているかもっそんな理由で踊りこなせるほど簡単ではなく、またしても頭と身体がリンクせず失敗

 クラスの中で上手な人を見つけて、その人の真似をひたすらしてみよう!!人の真似をするということはみんなよりも1テンポ遅れてしまう=隣の人なんかにぶつかってしまう=焦る=自分がどこで何をしているのか分からなくなり失敗

 一番前で受けてみようクラスを受けている6割ほどが最前列の人を頼りに動いているので、途中で後ろに下げられ戦意喪失

 
 こんなおバカな事を半年近く続けました その半年で私は自分の欠点にいやと言うほど気付かされました。人の話を最後まで聞いていない、何事にも大雑把、自分の体と向き合っていない・・・・週に数回のクラスの後、夜は一人でと共に反省会やり場のない悔しさだってこんなに私が踊れないのは他の誰でもなく私のせいなのですから。
 このままでは終わりたくないっ、それならどうするべきか・・・考えた末、ひたすら自分の体と向き合う事にかなり重点をおくことからもう一度始めてみよう!!と決心しました。
               
                    つづく

出会い

2009年04月11日 | Alan Danielson
 私がNYに6年も住み続ける原因となった先生、アラン・ダニエルソン先生の話をしたいと思います。

 彼のクラスを始めて受けたのはNYに来て数ヶ月たった頃でした。リモンテクニックを大学時代にちょっと齧っていた私は、かなり楽観視してクラスを受けたのです・・・結果は散々でした なにが散々かというと、頭でまずついていけない、その結果身体にはもっと伝わらない=ただの挙動不審人物状態しかも1時間半のクラスの間に、一度も声もかけてもらえずNYに来て初の挫折でした

 落ち込んだ私はその時に決心しました。絶対にこのクラスをこなしてやるっ!そして褒められたときにはすかさずこんなクラス辞めてやる!!アランからしてみると大迷惑な逆恨みですよね、スミマセン

 きっかけはどうであれ、そんな逆ギレから全ては始まりました。

                           つづく。

Broken Leg

2009年04月08日 | dance company
今日は「COMPLEXIONS」と言うダンスカンパニーの紹介です。

 コンテンポラリーバレエのカンパニーで、元ABTのデズモンドとドワイトの二人が振り付けするカンパニーです。なぜこのカンパニーを紹介しようかと思ったかと言うと・・・アメリカではダンサーが舞台に立つ時に言われるおまじないのような言葉で「Broken Leg」という言葉があり、ダンサーが舞台に立つ際に―足が折れるくらい発奮して踊れ!―というgood luckのような意味で使われる言葉なのですが(初めて言われたときは意味が分からずに失礼なっ!!って怒ってました・・)complexionsを観ていると、もしも私がこのカンパニーで踊ると冗談じゃなく足を折るな~と思うくらいやることが激しいカンパニーなのです。

 基本は絶対的にバレエです。カンパニーのメンバーのほとんどが有名なバレエ団出身なのにも関わらず、その踊り方はバレエの粋をはずれてダイナミックで情熱的な踊りをしているのがこのカンパニーの大きな特徴ではないでしょうか?動きの基本、振り付けは全てバレエです。それでもまったくそうは見えず情熱的で人間的なストーリーを魅せてくれます。
 毎年夏に行われるWSではたくさんのダンサー達が集まり、デズモンドとドワイトの目に留まるため熱い戦いを繰り広げます。私も一度参加しましたが、踊る以前に精神力の問題でした・・気を抜けばいろんな所から足やが飛んでくる、みんな目が血走ってる・・・あれこそ漫画で見るダンスの世界です。
 アメリカらしいパワフルでシンプルな汗が飛び散るバレエ、気になる方はHPをチェックしてみて下さい。動画がちょこっとですが見れます。
http://www.complexionsdance.org/