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一口馬主生活の喜怒哀楽

ゼーヴィント 屈腱炎に勝てず引退 ※追記あり

2018-10-12 21:53:13 | メモリアル
シルクの5歳牡馬、ゼーヴィントの引退が決まりました。
宝塚記念で初のGIの舞台にチャレンジして14着。
レース後、左前繋ぎ部分の浅屈腱炎を発症、3ヶ月ほど経過を見ましたが、
全く回復の兆しが見えず、復帰を断念することに。
故障の個所が個所だけに、引退は残念ですが妥当だと思います。

能力があるが故の故障ですから、何とも表現できません。
1歳上のアルバートドックも同じ故障を発症し、
1年以上も復帰を目指して頑張りましたが、結局、復帰は叶いませんでした。

長引けば長引くだけ、馬自身も出資者も疲弊してしまいますから、
思ったよりも早かった今回の決断は、正しい判断だったと言えるでしょう。
今は唯、ゼーヴィントが残りの馬生を全うできるように祈るのみです。

それでは、ゼーヴィントに感謝を込めてメモリアル記事を書きたいと思います。



ゼーヴィント(シルキーラグーンの13 父:ディープインパクト)


(写真は募集時のもの。 シルクHCより)


生涯獲得賞金:1億6180万円(付加賞204万円)
募集総額: 5000万円
通算成績: 4-3-1-0-0-5
主な戦績: 七夕賞(GIII)ラジオNIKKEI賞(GIII)山藤賞AJCC(GII)2着、
        セントライト記念(GII)2着、福島記念(GIII)2着、プリンシパルS(OP)3着
所属厩舎: 美浦 木村哲也厩舎


ディープ牡馬で募集総額5000万円と、今なら破格の安さだったゼーヴィント
募集時の馬体重の軽さが嫌われたのか、厩舎が嫌われたのか、全く人気はなく、
募集開始の年内は余裕で様子見、年明けの2月に追加出資しました。

レポートを経る毎に成長が窺えて、デビュー前は楽しみな存在に。
が、デビュー戦、2戦目と案外な内容が続き、3戦目の中山・芝1800mの未勝利で
石川裕紀人騎手を背に嬉しい初勝利をあげると、返す刀で昇級戦の山藤賞も連勝
ダービートライアルのプリンシパルSに駒を進めてくれました。
結果は惜しくも3着で、ダービー出走は叶いませんでしたが、続くラジオNIKKEI賞
石川騎手で勝利して人馬共に嬉しい重賞初制覇を決めてくれました。
3歳秋はセントライト記念で皐月賞馬ディーマジェスティの2着するも、脚部不安で
菊花賞の舞台へは進めず、代わりに向かった福島記念も2着という堅実な走り。
明けて4歳の初戦は中山のAJCCでここも2着するとまたしても脚部不安で休養。
6か月後の復帰戦、七夕賞で重賞2勝目を飾ってくれました。
が、好事魔多し、レース後、骨折を発症し休養。
今年3月の日経賞で復帰を果たし3戦するも噛み合わずに惨敗。
最後のレースとなった宝塚記念後に屈腱炎を発症、それが引退の引鉄になりました。
全13戦とレース数は多くありませんが、未勝利勝ちから骨折するまでの8戦は、
4勝、2着3回、3着1回と重賞でも堅実な走りをみせてくれました。
無事だったら、もっと上を目指せたことでしょう。
いつも脚元が万全ではない中、一生懸命走ってくれました。
そんなゼーヴィントには感謝の気持ちしかありません。

最後に、ゼーヴィントの思い出のレースの写真を貼って、引退の餞といたします。
(写真は全てシルク公式より



2016.03.13 中山・3歳未勝利・芝1800m(混)・石川・優勝



2016.04.16 中山・山藤賞・芝2000m(混)・戸崎・優勝







2016.07.03 福島・ラジオNIKKEI賞(GIII)・芝1800m(国)・戸崎・優勝







2017.07.09 福島・七夕賞(GIII)・芝2000m(国)・戸崎・優勝


ゼーヴィント、今まで本当に頑張りました。  ありがとう。
ノーザンホースパークに行ければ良いな~。

※ 最後に追記です。
ノーザンホースパークには行けませんでしたが、天栄で乗馬になるそうです。
第二の馬生が用意していただけてホッとしました。
関係者の皆様には心から感謝申し上げます。
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