シルク6歳牝馬、スナッチマインドの寿引退が決まりました。
2歳7月の中京競馬場でのデビューからここまで、全部で20戦、本当に頑張ってくれました。
6歳のこの時期に繁殖入りの為に引退することは、牝馬にとっては勲章のようなもの。
今後は母として第二の馬生でも、結果が残せるように今はまずゆっくり休んで欲しいです。
そんなスナッチマインドの引退に寄せて、恒例のメモリアル記事を書きたいと思います。
◆スナッチマインド(スナッチドの11 父:ディープインパクト)

(写真は募集時のもの。 シルク公式より)
生涯獲得賞金:1億500万円(付加賞:113.7万円) 募集総額:3000万円
通算成績: 5-9-2-2-0-2(全20戦)
主な戦績: 六甲アイランドS、出石特別、京都牝馬S(GIII)3着・同4着
2歳7月、中京競馬場の芝1400m戦でデビューしたスナッチマインドは新馬戦2着。
レース直後は小倉で続戦予定が出ていましたが、熱中症を発症し、ひと息入れることに。
その後、休養先のしがらきで胃潰瘍や蟻洞を発症するなど頓挫があって上手く行かず、
栗東に戻ったのは2歳の暮れのことでした。
厩舎でじっくり乗り込まれ、2月の京都・芝1600m(牝)で復帰戦を迎えるも2着。
3戦目の阪神・芝1600m戦も2着に惜敗し、初勝利をあげたのは5月の京都・芝1400m戦。
デビューから数えて4戦目、10か月後のことでした。
勝ち上がれることを疑ったことはありませんが、それでも、何が起こるかわからない世界。
順調な内に勝ち上がれないと、すぐに崖っぷちに立たされてしまいます。
いつでも勝てそうな馬が、結局、勝ち上がれなかった例も沢山見ているので、
この勝利で本当にホッとしたことを覚えています。
印象的なレースと言えば3歳12月の中京・犬山特別ですね。
直線で鋭く抜け出したスナッチマインドが、次の瞬間、外へ大きく逸走し、4着に敗れました。
スナッチが抜け出して1頭になるとソラを使うことが決定的に印象付けられたレースでした。
5歳時に出走した京都牝馬S(GIII)も、同じように一瞬で抜け出した後、内へ大きく斜行。
後のGI馬、クイーンズリングを一瞬は置き去りにする脚を見せただけに、
「タラレバ」ではありますが、真っ直ぐ走れたら…と思わずにはいられませんでした。
この2つのレースの鞍上が若い菱田騎手だったことは偶然ではなかったでしょう。
スナッチを御すには菱田君では荷が重かったのだと思います。
3勝目をあげた出石特別も凄かったですね。
もの凄い脚で後続を突き放した途端、内に大きくヨレて2着馬にハナ差詰め寄られる辛勝。
勝っても負けても、最後の直線ではハラハラさせられ通しでしたね~。
また、昨年7月の函館・TVh杯を2着した後、肺からの鼻出血を発症し、牧場へ戻った時は、
「5歳牝馬だし、これで引退かもしれない。 それでも仕方ない」、そう覚悟しました。
それでも「十分走ってくれた
」と思っていましたが、4カ月程でターフに戻ってくれました。
復帰後2戦目でOP入りを決めた5勝目の六甲アイランドSも印象的なレースでした。
先に抜け出したスナッチ目掛けて、もう1頭の愛馬テラノヴァが鋭い追い込みを見せ、
結果、スナッチがクビ差残して優勝。
愛馬ワンツーで嬉しくも悔しい、複雑な境地に陥りましたね~。
引退レースとなった京都牝馬S(GIII)でも、最後まで諦めずに伸びて3着。
最後までスナッチらしいレースぶりに、レース後は主人と二人、泣き笑いでした。
こんな風にスナッチが走ったレースは印象深く心に残っています。
全20戦の内5勝、2着9回と、連対率で言えば7割ちょうどと言う驚異的な数値を叩き出し、
生涯獲得賞金も1億を超え、募集総額の3倍以上も稼いでくれました。
2歳から6歳まで、決して数多く走った訳ではありませんが、十分頑張ってくれました。
そんなスナッチマインドには感謝の言葉しかありません。
最後に、スナッチマインドが勝利したレースの写真を貼って、引退への餞としたいと思います。
(写真はシルク公式より
)

2014.5.31 京都・3歳未勝利・芝1400m・浜中・優勝

2015.5.02 京都・4歳上500万・芝・外1600m(混)・秋山・優勝

2015.6.27 阪神・出石特別・芝1400m(混)・浜中・優勝

2016.1.09 京都・4歳上1000万・芝・外1400m(混)・浜中・優勝

2016.12.23 阪神・六甲アイランドS・芝1400m(混)・浜中・優勝
スナッチマインド、沢山の感動をありがとう。
レース振りは規格外だったけど、いつもワクワクを貰っていました。
今後は母として、穏やかに過ごして欲しいと思います。
そうそう、一つ残念な発表が。
白老ファームで繁殖入りなら、いつか、子供と一緒のスナッチと再会出来るかな?と思いましたが、
レイクヴィラファームでの繁殖入りと発表されました。
故郷の白老ファームに戻れなかったことは、残念ですね。
でも、どこにいても、元気で過ごしてくれれば、それで良いかな。 お疲れ様でした!

2歳7月の中京競馬場でのデビューからここまで、全部で20戦、本当に頑張ってくれました。

6歳のこの時期に繁殖入りの為に引退することは、牝馬にとっては勲章のようなもの。
今後は母として第二の馬生でも、結果が残せるように今はまずゆっくり休んで欲しいです。

そんなスナッチマインドの引退に寄せて、恒例のメモリアル記事を書きたいと思います。

◆スナッチマインド(スナッチドの11 父:ディープインパクト)

(写真は募集時のもの。 シルク公式より)
生涯獲得賞金:1億500万円(付加賞:113.7万円) 募集総額:3000万円
通算成績: 5-9-2-2-0-2(全20戦)
主な戦績: 六甲アイランドS、出石特別、京都牝馬S(GIII)3着・同4着
2歳7月、中京競馬場の芝1400m戦でデビューしたスナッチマインドは新馬戦2着。
レース直後は小倉で続戦予定が出ていましたが、熱中症を発症し、ひと息入れることに。

その後、休養先のしがらきで胃潰瘍や蟻洞を発症するなど頓挫があって上手く行かず、
栗東に戻ったのは2歳の暮れのことでした。

厩舎でじっくり乗り込まれ、2月の京都・芝1600m(牝)で復帰戦を迎えるも2着。

3戦目の阪神・芝1600m戦も2着に惜敗し、初勝利をあげたのは5月の京都・芝1400m戦。
デビューから数えて4戦目、10か月後のことでした。

勝ち上がれることを疑ったことはありませんが、それでも、何が起こるかわからない世界。
順調な内に勝ち上がれないと、すぐに崖っぷちに立たされてしまいます。

いつでも勝てそうな馬が、結局、勝ち上がれなかった例も沢山見ているので、
この勝利で本当にホッとしたことを覚えています。

印象的なレースと言えば3歳12月の中京・犬山特別ですね。

直線で鋭く抜け出したスナッチマインドが、次の瞬間、外へ大きく逸走し、4着に敗れました。

スナッチが抜け出して1頭になるとソラを使うことが決定的に印象付けられたレースでした。

5歳時に出走した京都牝馬S(GIII)も、同じように一瞬で抜け出した後、内へ大きく斜行。

後のGI馬、クイーンズリングを一瞬は置き去りにする脚を見せただけに、
「タラレバ」ではありますが、真っ直ぐ走れたら…と思わずにはいられませんでした。

この2つのレースの鞍上が若い菱田騎手だったことは偶然ではなかったでしょう。
スナッチを御すには菱田君では荷が重かったのだと思います。

3勝目をあげた出石特別も凄かったですね。

もの凄い脚で後続を突き放した途端、内に大きくヨレて2着馬にハナ差詰め寄られる辛勝。

勝っても負けても、最後の直線ではハラハラさせられ通しでしたね~。

また、昨年7月の函館・TVh杯を2着した後、肺からの鼻出血を発症し、牧場へ戻った時は、
「5歳牝馬だし、これで引退かもしれない。 それでも仕方ない」、そう覚悟しました。

それでも「十分走ってくれた


復帰後2戦目でOP入りを決めた5勝目の六甲アイランドSも印象的なレースでした。

先に抜け出したスナッチ目掛けて、もう1頭の愛馬テラノヴァが鋭い追い込みを見せ、
結果、スナッチがクビ差残して優勝。

愛馬ワンツーで嬉しくも悔しい、複雑な境地に陥りましたね~。

引退レースとなった京都牝馬S(GIII)でも、最後まで諦めずに伸びて3着。

最後までスナッチらしいレースぶりに、レース後は主人と二人、泣き笑いでした。
こんな風にスナッチが走ったレースは印象深く心に残っています。
全20戦の内5勝、2着9回と、連対率で言えば7割ちょうどと言う驚異的な数値を叩き出し、
生涯獲得賞金も1億を超え、募集総額の3倍以上も稼いでくれました。

2歳から6歳まで、決して数多く走った訳ではありませんが、十分頑張ってくれました。
そんなスナッチマインドには感謝の言葉しかありません。

最後に、スナッチマインドが勝利したレースの写真を貼って、引退への餞としたいと思います。

(写真はシルク公式より



2014.5.31 京都・3歳未勝利・芝1400m・浜中・優勝


2015.5.02 京都・4歳上500万・芝・外1600m(混)・秋山・優勝


2015.6.27 阪神・出石特別・芝1400m(混)・浜中・優勝


2016.1.09 京都・4歳上1000万・芝・外1400m(混)・浜中・優勝


2016.12.23 阪神・六甲アイランドS・芝1400m(混)・浜中・優勝

スナッチマインド、沢山の感動をありがとう。
レース振りは規格外だったけど、いつもワクワクを貰っていました。
今後は母として、穏やかに過ごして欲しいと思います。

そうそう、一つ残念な発表が。

白老ファームで繁殖入りなら、いつか、子供と一緒のスナッチと再会出来るかな?と思いましたが、
レイクヴィラファームでの繁殖入りと発表されました。

故郷の白老ファームに戻れなかったことは、残念ですね。

でも、どこにいても、元気で過ごしてくれれば、それで良いかな。 お疲れ様でした!

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