全国のまちおこし団体がB級ご当地グルメで地元をPRする祭典「B―1グランプリ」が12日、兵庫県姫路市の
世界遺産・姫路城周辺で開幕した。
29道府県から過去最多の63団体が出展、各地の仕掛け人たちが知恵を絞った味と演出で、頂点となる
ゴールドグランプリを目指す。
主催者は2日間で約40万人の来場を見込んでいる。
◇午前9時半、開会式で「B―1、ダー♪♪♪」のかけ声が響くと、姫路城周辺の3会場に設けられた63団体の
ブースで一斉に料理の提供が始まった。
周辺の歩道は来場者であふれ、約2千人の市民ボランティアたちが、待ち時間のプラカードを掲げながら案内した。
◆津市から初出展した「津ぎょうざ協会」のブースには揚げギョーザの香りに誘われて、長い行列ができた。
「作っても作っても行列が途切れない」、北泰幸会長(60)はうれしい悲鳴を上げた。
本業は弁当の配達や社員食堂を運営する「まつぜんフードサービス」の社長、子どもたちに自慢できる故郷の
「誇り」を作りたいと考え、2010年に協会を設立した。
「誇りは郷土愛につながる、津ぎょうざを次の世代が元気になるような町のシンボルにしたい」
◆静岡県富士市から初出展した「富士つけナポリタン大志館」の仕掛け人は、ブティック経営の小川和孝さん(60)。
地元商店街の振興組合理事長で「特命全権大志」と称して仲間をリードする、料理はテレビ番組の企画で生まれた。
他の団体のいいところを盗んで帰りますと話す。
◆岡山県備前市で「日生カキオコまちづくりの会」を立ち上げたのは、岡山県職員の江端恭臣会長(51)。
10年前、カキ養殖が盛んな備前市日生町でカキ入りのお好み焼きを食べて「いける♪♪♪」と直感。
4個のカキが入ったお好み焼きで初出展した、とにかく、今の時期の新鮮なカキをぜひ味わってほしいという。
◆高知県須崎市から初出展した「須崎名物『鍋焼きラーメン』プロジェクトX」のリーダー矢野明広さん(52)は、
創業約70年の米販売店の3代目。
自慢の一品は「鍋焼きラーメン」、かつて漁業で栄えた地元で「鍋中(鍋焼き中華そば)」と呼ばれたなじみの料理だ。
店の近くの商店街は、1960年代には買い物客であふれたが、今ではキャッチボールができるぐらい人通りは減った。
2002年に会を立ち上げ、今大会には土鍋850個を持参した。
鍋焼きラーメン目当ての人でごったがえす、そんな熱さをもう一度呼び起こす挑戦だという。
◆静岡県西伊豆町から出展した「西伊豆しおかつお研究会」は、「西伊豆しおかつおうどん」で初参戦した。
芹沢安久会長(43)は130年続くカツオ節店の副代表だ。
戦後、カツオ漁と加工で栄えた漁師町、最盛期には約40隻ほどのカツオ船があり、塩カツオの加工業者も多かったが、
5年ほど前にカツオ漁師はいなくなり、加工業者も減った。
2年前に会を設立、もう一度カツオで栄えるまちにしたいと意気込む。
世界遺産・姫路城周辺で開幕した。
29道府県から過去最多の63団体が出展、各地の仕掛け人たちが知恵を絞った味と演出で、頂点となる
ゴールドグランプリを目指す。
主催者は2日間で約40万人の来場を見込んでいる。
◇午前9時半、開会式で「B―1、ダー♪♪♪」のかけ声が響くと、姫路城周辺の3会場に設けられた63団体の
ブースで一斉に料理の提供が始まった。
周辺の歩道は来場者であふれ、約2千人の市民ボランティアたちが、待ち時間のプラカードを掲げながら案内した。
◆津市から初出展した「津ぎょうざ協会」のブースには揚げギョーザの香りに誘われて、長い行列ができた。
「作っても作っても行列が途切れない」、北泰幸会長(60)はうれしい悲鳴を上げた。
本業は弁当の配達や社員食堂を運営する「まつぜんフードサービス」の社長、子どもたちに自慢できる故郷の
「誇り」を作りたいと考え、2010年に協会を設立した。
「誇りは郷土愛につながる、津ぎょうざを次の世代が元気になるような町のシンボルにしたい」
◆静岡県富士市から初出展した「富士つけナポリタン大志館」の仕掛け人は、ブティック経営の小川和孝さん(60)。
地元商店街の振興組合理事長で「特命全権大志」と称して仲間をリードする、料理はテレビ番組の企画で生まれた。
他の団体のいいところを盗んで帰りますと話す。

◆岡山県備前市で「日生カキオコまちづくりの会」を立ち上げたのは、岡山県職員の江端恭臣会長(51)。
10年前、カキ養殖が盛んな備前市日生町でカキ入りのお好み焼きを食べて「いける♪♪♪」と直感。
4個のカキが入ったお好み焼きで初出展した、とにかく、今の時期の新鮮なカキをぜひ味わってほしいという。

◆高知県須崎市から初出展した「須崎名物『鍋焼きラーメン』プロジェクトX」のリーダー矢野明広さん(52)は、
創業約70年の米販売店の3代目。
自慢の一品は「鍋焼きラーメン」、かつて漁業で栄えた地元で「鍋中(鍋焼き中華そば)」と呼ばれたなじみの料理だ。
店の近くの商店街は、1960年代には買い物客であふれたが、今ではキャッチボールができるぐらい人通りは減った。
2002年に会を立ち上げ、今大会には土鍋850個を持参した。
鍋焼きラーメン目当ての人でごったがえす、そんな熱さをもう一度呼び起こす挑戦だという。

◆静岡県西伊豆町から出展した「西伊豆しおかつお研究会」は、「西伊豆しおかつおうどん」で初参戦した。
芹沢安久会長(43)は130年続くカツオ節店の副代表だ。
戦後、カツオ漁と加工で栄えた漁師町、最盛期には約40隻ほどのカツオ船があり、塩カツオの加工業者も多かったが、
5年ほど前にカツオ漁師はいなくなり、加工業者も減った。
2年前に会を設立、もう一度カツオで栄えるまちにしたいと意気込む。