マカロン et バゲット

パリでの暮らし
日常の何気ないひとこまをつづります

「Chevreuse」

2009-09-28 | 日記
夫「最後の日曜日だし、ちょっと郊外に出かけよう!」

・・・あの、引っ越し、水曜日なんですけど。

夫「わかってるけどさ。 最後だし、天気もいいし、さっと行って早めに帰ってこよう。」

そりゃ、私だって行きたいです。
行きたいですけども、引っ越し準備をするのはこの私。
まだ全然終わってないんですってば!


・・・と、ごねつつも、やっぱり行ってしまいました。

「Chevreuse(シュブルーズ)」

うちから車で高速飛ばして30分。
たった30分で風光明媚なプチ田舎へ到着です。

夫が旅行好きのドライブ好きで、パリ近郊に点在する美しい村々を家族でよく訪ねます。
今日も最初から行くつもりだったようで、しっかり行き先をリサーチ済でした。



車を降りた途端、お城が見えました。





ちょうどこの日は公園でブロカント。





マダム手作りのコンフィチュールがたったの1.5ユーロ。



瓶の大きさがこんなにちがうのにすべて同じ値段だなんて。
そのアバウトさがまた素敵です。

コンフィチュール好きの私ですから、もちろん買いましたよ。



オレンジとルバーブ。



家に絡まる蔦も色づいてきました。





小川が流れています





「Promenade des Petits Ponts」小さな橋の散歩道という意味。
その名のとおり、いくつものかわいらしい橋が架かっています。






















この街の市役所。






日本人と出会うことはまずないこの小さな街のこの小道で・・・
後ろから私の名を呼ぶ声。



振り向くと・・・
えーっ!!よく知った方々が!



下の娘が幼稚園のときからずーっと一緒のお友達家族でしたー



まあ、なんていう偶然でしょう!
日本人にはほとんど知られていないこの小さな街で出会うってほとんど奇跡的。



ここでいっしょにお昼ごはんを食べました。




ワインは、「Moulin a Vent(風車)」



あの、お父さん方、車ですよー



このお店のムニュ・アンファンはなんだか豪華。
オントレは生ハムとサラミ。




プラは、ステーク・アッシェかお魚が選べます。
お魚にしてみました。




大人たちは・・・

お魚だったり、




テット・ド・ヴォー(子牛の頬肉)だったり、




マグレ・カナル(鴨のむね肉)だったり。





エスプレッソを頼んだら、こんなにお菓子が付いてきました。




上の娘は、ショコラ・ブラン(白チョコ)のムースを頼みました。




ムニュ・アンファンにはアイスクリーム2スクープが付いてました。



田舎のレストランは時間がゆっくり流れます。
おしゃべりしながらたっぷり時間をかけて食事をします。

私たちもゆったり過ごしました。

6年4ヶ月一緒だった数少ないお友達。
お世話になりました。
また日本ですみれ会で会いましょう。




丘の上にあるお城に向かいます。








途中、こんなペットを散歩させている人に会いました。




「マドレーヌ城」。



11世紀のお城。城壁が残っています。

この日はちょうど中世のフェット(お祭り)だったようです。



中世の服を着て、中世の生活ぶりを再現していました。







お城からの眺め。





下に戻り、教会へ。




ロマネスク教会。




教会大好きです。




落ち着きます。






このブログの最初の記事にも書きましたが、私はフランスの田舎が大好き。
パリ近郊のこんなちょっぴり田舎な街も大好き。
田舎の素敵を紹介できなくて残念だったなーと思っていたので、今日は思いがけずこの小さな街に来れて、少しだけれど田舎の素敵を伝えられたこと、とてもうれしく思います。
夫に感謝ですね。

パリ生活最後の日曜日はとても素晴らしい一日となりました。




お気に入りの1枚。








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