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幻家post

絵葉書のように旅の味わいをお届け

25日のよもぎ梅ケ枝餅

2014-02-28 | 甘いもの
ちゃりんちゃりんと、餅を焼く金物の音が絶えない参道。
4つ同時に焼けるものだったり、機械化されていたり、
店ごとの焼き方を眺めるのも一興。太宰府名物の梅ケ枝餅。一律105円。

王道過ぎるのと、餅がそう得意でないために、ここで食べたことはなかった。
が、たまたま訪問日が25日で、それは月に一度の天神さまの日で、
通常の白の他に、よもぎの緑が売られていると聞けば、これは試さねばなるまい。

いつも長蛇の列ができている「かさの家」の真向かいにある「傘の家」。
女子大生くらいの子らが、きゃっきゃと餅を買う。おばちゃんが黙々と餅を焼く。
割り込んできたおいちゃんが、「5個入りの箱、7つ」などという注文をする。
緑2白3で箱詰め。焼きたての餅がセロハンに包まれていくのを、ぼうっと見守る。

その後どうにか、よもぎ一個を買った。食べ歩き用に包装紙で挟んだ様もよい。
焼きたてのせいか、餅部分は歯応えのないほど柔らかい。
粒餡と仄かなよもぎの香りが、溶け合うように喉を落ちていった。



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