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幻家post

絵葉書のように旅の味わいをお届け

百五点の桜と蕨

2014-03-26 | 甘いもの
ある場所で、毎日のように「美味しい蕨餅」の呼び込み声を聞いていて、
洗脳されて「蕨餅食べたい病」に罹っていたこの頃。
白木蓮の見える場所で、いそいそと箱を開ける。きな粉がぱらっと散る。

一応彼岸なので、ぼたもちを買うつもりだったのだ。
まんまるで、でかくて、見応えと食べ応えのある博多鈴懸のぼたもち。
もちろんそれらも、美しく並べられていた。ぼたぼたぼた、と整列していた。

その横に、澄まし顔で串刺し蕨餅があるのがいけない。夢見心地で買ってしまった。
値段はぼたもちと同じ、二片一串210円。この一片が105円!
ふるふるの、薄茶の蕨。甘くないきな粉。この弾力と喉越し。百五点!

桜葉餅は、きっぱりとした緑の葉が、陽光によってケースの中より一層艶めく。
中はつやっつやの白い糯米で、しとやかな淡色の漉し餡がさらりと包まれている。
塩けと甘さのバランスがよく後味さっぱり。はあ、参りました。

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