M@Mblog(TDR情報blog)

~ディズニー情報&TDR滞在記~
ドナルドとチップ&デール中心ブログ

ドナルドのペンギン(DONALD'S PENGUIN)

2008-07-30 01:26:33 | ディズニークラシック短編集
出演者:ドナルド

作品内容:
「随分と遠いところにいるんだなぁ」
知り合いのバード提督が南極から小包を届けてくれました。
(From"Admiral Bird South Pole"を訳してみたのですが、合ってるか微妙;)
プレゼントに喜ぶドナルド。
早速開けてみました。

中にはなんと・・・氷をベッドに生き物が寝ているではありませんか!
「なんだこれは??」
ドナルドにとって初めて見る生き物。
とりあえず持ち上げて起こすことにしました。
「誰だ?おい!おーい!!」
ビックリしてその生き物が目を開け、おもわずドナルドを往復ビンタ!
”いきなりなにするんだ!”と睨み付けます。

ドナルドはとにかく生き物の正体が分からず、まじまじと観察を続けます。
「トリみたいだなぁ」
くんくんくん・・・匂いをかいで確認。
「トリの匂いだ・・・やっぱりトリだ!」
そう、その正体はペンギンの子供なのでした。

ドナルドのその行動を見ていたペンギンは、ちょっと怒り気味。
”失礼なやつだな”
ぷんぷんしながら、今度はペンギンがドナルドを観察し始めます。
くんくんくん・・・
”なんだこの匂い・・・!これは仲間じゃない!”
”こんなヤツと一緒になんかいられるか”
と歩き出します。

一方ドナルドは、ペンギンの動きが可愛くて仕方ありません。
ペンギンの歩くマネをしたり、ペンギンを脅かしたり・・・遊んで楽しんでいます。

ドナルドにビックリしたペンギンが逃げ込んだフロアには、水槽と魚が3匹。
”おいしそう~”
魚に近づこうと、がんばって棚の上に乗るペンギン。
水槽に手を出そうとします。
「おい!ダメ!!さわるな!!!」
ドナルドはペンギンを叱り付けます。

ペンギンは相変わらずヨダレを垂らしながら水槽を眺めています。
「かわいいなぁ。見てると楽しいよ。」
と、小包の箱を片付けていたドナルドがふと目をやると、魚が減っていることに気付きます。
「足りない・・・足りない!?」
また目をやると今度は1匹しかいません。
「ぐわっ!?」
さらに目をはなした隙に水槽の中の魚がいなくなっていました。

怒りながらやってくるドナルドを見てペンギンは隅で丸くなって怯えます。
「手を出すなっていったろ!?」
ペンギンを捕まえ、水槽の前に連れて行きます。
「かわいそうに・・・」
・・・すると、水槽の中にあったディスプレイの影から3匹の魚がひょっこり顔を出しました。
「をぉ!」
申し訳無さそうにペンギンを見るドナルド。
”ぼくのせいにしやがって!”
ペンギンはかんかんです。

「悪かったよ・・・あぁ・・・許してちょうだい!本当に悪かったよぉ」
謝るドナルドを睨み付けぷんぷんとその場から離れようとします。
「怒らないでぇ・・・」
ペンギンの頭を撫で謝りますが許してもらえません。
「ねぇ・・・」
ついには聴く耳持たず、と耳をふさいでしまいました。
「どうしたらいいんだぁ・・・!」
途方にくれるドナルドでしたが、ふとイイことを思いつきました。

「分かった!これをやろう!」
冷蔵庫の魚を取り出し、ペンギンにあげることにしました。
これで機嫌を直してもらえるはず・・・
「おーい、ほら!!・・・?」
・・・ペンギンが見当たりません。
「どこ??」
ふと水槽が目に止まりました。
水槽から魚がいなくなっているではないですか!
「やっぱりいない・・・?」
でもディスプレイの穴から目が見えました。
「はは・・・いたよ。」
先ほど同様隠れているだけのようです。
確認しようとディスプレイをどかすと・・・なんと、そこには満腹顔のペンギンしかいませんでした!!

「!!!!」
怒るドナルド。
ペンギンは急いで水槽から出て逃げ出します。
「ドロボー!!!」
箱の下に隠れるペンギンを捕まえようと手を伸ばします。
が、手をネズミ捕りに挟まれドナルドは激怒!
「こいつめ!なんてヒドイやつだ」
再び箱の下を探し始めます。
しかしペンギンは箱から出てこっそりドナルドに近づき・・・手に持っている冷蔵庫から出した魚をパクリ。

「ぐわわわわわわっわっ!!!!!!」
ついにドナルドの怒りは頂点に達しました。
逃げるペンギン。
ドナルドは飾ってあった猟銃を手に持ち追いかけます。
ペンギンは物置に隠れますが、追い詰められたも同然です。
「来い!早く出て来い!」
・・・怯えながら出てくるペンギン・・・
「もう終わりだ!!!!」
ドナルドは銃を構えます。

・・・が、愛らしいペンギンを前に意気消沈するドナルド。
「ダメだ・・・撃てないよー・・・」
銃をテーブルに立て掛けて泣き出します。
「やっぱりかわいそうだもん・・・」
・・・と諦めかけたドナルドが銃に目をやると、倒れ掛けてる!!?
驚くドナルド!
急いで銃を摑まえようとしますが、間に合わず銃口はペンギンのいる方へ・・・

バーンッ!!!!!!!!!

壁には大きな穴が。
ペンギンの姿は・・・見当たりません。
「おい!どこだ!?・・・そんなぁ・・・返事してぇ・・・うううぅ」
必死で瓦礫の中を探します。

が、物置からひょっこりとペンギンが顔を出しました。
”魚を食べちゃったぼくのことをあんなに一生懸命探してくれてる・・・”
申し訳無さそうにドナルドに近づきます。
「いたぁー!!!」
ドナルドは飛び上がってペンギンに抱きつきます。
無事でよかった・・・
涙を流して喜ぶドナルド。
ペンギンはそんなドナルドを見て初めて心を許したのでした。

作品度数:
かわいい度★★★
イタズラ度☆☆☆
ドナ悲惨度☆☆☆



私は基本的に動物がらみの作品がすきなのですが、中でもこれはとにかく可愛くて好きです。
ペンギンがかわいいのもあるのですが、それ以上にドナルドがかわいい!

だって、こんなに涙を流すドナルドってあまりないですよ。
いや、ドナルドが泣く作品はいくつかありますが、親心的な愛情の涙はそうはありません。
しかも、ここまで他人に対して謝るドナルド(デイジーは例外)はいないと思います。
はじめて見た時は、「こんなドナルドもあるんだー」と新鮮に思いました。
それもすべて愛らしいペンギンあってのこと。
『ドナルドダックの育児日記』という作品でも、息子となるカンガルーの子供に対して親心的愛情を覗かせていますが、この作品はそれ以上だと思っています。

最終的にはいつもの激怒ドナルドになるわけですが、この作品だけで様々な表情のドナルドを見ることが出来るという点もまた良いです。

それにしても、ペンギンを知らないって・・・
当時はそれほど珍しい動物だったってことなんでしょうか?
それとも単にドナルドが無知なだけ・・・??

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。